「彼は誰時」を含む小説

【毎週木曜日の20時頃に更新予定！】『最後の竜騎士と黄昏の王国』の外伝的続編。黄昏の王国のその後を描きます。魔法とか怪物はほとんど出ません。中心人物ごとのパートに分かれていますが…

上京して初めての夏休み、初めての帰郷。幼馴染は昔より大人びた姿で、俺を出迎えてくれた。だけど、ほんの少しの違和感があってーー。 幼馴染のふたりが織りなす、夕陽が沈むまでの恋物語。

奈良県の僻地に根を張った、人口に膾炙する噂。 夜になると『カワタレ線』という名の電車が現れて、過去へ憂慮のある人間を飲み込んでは『マヤカシ』と呼ばれる幻覚を見せ、彼らの魂を食らっ…

【東北の田舎を舞台にした和風ホラー】「最近変なことが起きる？したっけ、あそこの商店さ行って、店番の若旦那さ相談してみらい……」宮城県北部の小さな田舎町。長屋作りの商店街の中心に建…

趣味と実益を合わせた――除霊！ 有限会社・『黄昏（たそがれ）』、従業員：天之高神（あめのたかかみ） 摩志常（ましとこ）。 有限会社・『黄昏』、社長：蘆屋（あしや） 媛（ひめ）…

ある日、見たこともない異形―隠（おに）という存在に突如襲われた天見柚月（あまみゆづき）は、怪我を負った妹の奈留（なる）を背負ってあてもなく暗い森の中を逃げていた。 けれども逃…

義母義父の終活が始まった。 賀集夏生は、家族を亡くしたことが無いのが自慢だったが、二年前に祖母が大往生してから、立て続けに不幸な事態が続いている。 異世界と繋がって、家族の御霊を…

導かれてか、それともただ偶然そこに至ったのか。 彼は誰時に、少年・神楽坂 遊はその寂れた神社──いや。 神社と呼べぬほどオンボロで、それも、今にも崩れそうな程の小屋……そこに、い…

警察の父親を持つ俺、夕城　竜兵(ゆうき　りゅうへい)は、朝昼夕探偵団を結成し、不可解な事件を解決している。探偵団は、犯人は誰なのか(Who done it)を推理する朝比奈　葵(…

高校の卒業式を終え、電車で友人と別れた“私”は、向かいの席から入る夕陽の眩しさに目がくらんだ。直後、窓の向こうにいたのはもう１人の「私」。その上、高校にこれから入学することが決ま…

突然前触れもなくやってきた不快な声。 私にしか聞こえない、その声を私はラウドノイズと名付けた。 ラウドノイズは、毎晩必ず現れる。 「夜は私のもの」 私はラウドノイズに夜と体…

「これから一日に一つずつ、あなたの五感を奪う。その全てが乗っ取られた時、その体はわたしのものとなるわ」 　鬱屈な日常に押し潰されようとしていた主人公の前に彼女は現れた。与えられた…

東京・新宿。その一角にある宵捕町を拠点として、凶悪な犯罪者のみを殺すことを生業とする殺し屋たちがいた。彼らは『屋号会』と称する殺し屋集団で、其々が其々の殺しに美学を持ち、故に”殺…