「小夜時雨」を含む小説

高校1年生の愛月心結（あいづき ここな）は、目を合わせると相手の心が読める力を持つ特殊な少女。しかし、ある事故がきっかけで人間不信に陥り、新しい学校生活にも不安を抱いていた。心結…

　遠い昔海だったこの場所には、ビルが覇を競うように生えている。そんな都会の喧騒からぽつりと離れたこの公園は、俺にとっては唯一の安息の場所だった。 　翡翠色の池の畔にポツンと佇む、…

本作品は文学フリマ東京37にて販売される「小夜時雨～オカメによる読者のためのオカメ作家作品集～」（以下、小夜時雨）の収録作品である「そして、オカメしかいなくなった。」の前章であり…

切ない作品に仕上がりました。女性視点のお話です。

　以前にタクシーの運転手をすこしだけしていたのですが、その時のお客さんから教えてもらったんです。いまと同じような秋と冬の境目にあるような時期の、いまみたいな外が真っ暗になって街灯…

小夜時雨、私の好きな言葉。 でもどうして好きになったんだっけ？ 忘れてしまったその記憶、そして折り合いのつけられない関係。 ふとした瞬間にそれらは回り想い出す。