「大正→現代」を含む小説

時代は大正初期。 「来世こそ一緒に生きよう──必ず見つけ出すから待っていて、愛しい人」 心から慕っていたその人は、桜が舞い落ちる日に息を引き取った。 もしこの世に神が居るのなら私…

ちょっとした非日常と、大正文学テイストのオチあり小話です。現代なのに古臭い、そんな雰囲気を目指して書きました。 落語や講談、そういうぱっと読める一作です。

私には、前世の記憶というものがある。それを思い出したのは、中学生の頃。 前世の時代はおそらく大正時代ごろ。その当時は体が弱かった私だけど、桜が大好きで、死期を悟った私は旦那様に連…

※読む前の注意事項 前半は女の子同士の悲恋になっております。 後半の話には、妊娠、出産、初潮、生理などの言語が出てきます、苦手な方はご注意をお願いします。 一応直接的なそういう…

恋をするあなたへ。 恋をした人たちより。

目を覚ますと、そこは吹雪舞う雪山。 彼を起こしてくれたのは、袴を着た少女、田道間（たじま）クノミだった。 そこで意識を失い……再び目覚めると、暖炉の灯る暖かい室内に移動し…

西暦2023年の東京には伝説がある。 良からぬ事件が起こると、人目の有無にかかわらず、 突風とともに、階級を問わず、悪事を働いたものが成敗されるという。 都市伝説「風の勇者」であ…

9名の作家による人妻アンソロジーです。 全作品に共通するのは「人妻という概念」のみ。 書き手の多彩解釈による唯一無二の人妻たちを束ねました。 【収録作品／著者】（収録順） ＊移…

僕らは、何を間違えてしまったのかな。 『綺麗ね』 咲き乱れる花の中、千代さんはそう言って佇んでいた。 それが、僕らの出会い。 現代と大正時代が交錯する。 養い子、由希子とその友…

少年と少女と、青春か不可思議かエブリデイマジック。そんなものをつめこんだ短編集。 ◇咲かないさくらを育てて、十年。晩春、その子を身籠もった。 　　　――『私のまぶたに背信を咲か…

ブログ閉鎖に伴う、格納庫。 クロスの過去編。 祖父の話。BLではありません。 最後まで書いてません。エタります