「伝奇 人魚」を含む小説

1時間で書いたものを投げていきます。 この物語群は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません 【簡易目録】 目の前に、ありえない姿の死体が転がっていた。………

カニバリズムの伝説が伝わる島に向かった教授と助手。無人島と思われたが、そこには一人の男が生きていた。

しばらく連絡のなかった兄に会いに来た妹は、兄の同居人に違和感を覚える。 伝奇要素のある現代ファンタジー。 男性1・女性1・性別不問1の三人用声劇用フリー台本。方言変更・独演可。…

KAC20245「はなさないで」によせて書きました。二作目です。ジャンルは迷ったんですが、伝奇かなぁ…と思ってこちらに。

会社に勤める私は限界を迎えて、寝たきりの生活になった。 そこに見舞いへ来たのは、5年前から交流が続いている門倉相馬（かどくらそうま）。見舞いの品から人魚姫の話題になり彼は私に言う…

ショッピングモールの地下生鮮食品売場で人魚を捌いている男と、海から追い出された復讐をしたい人魚の男の話。 立談百景さんの自主企画・ショッピングモール伝奇に参加しようとして間に合…

「ショッピングモール伝奇」参加二作目にして、「遠雷」「清流」「ミニ浴衣」の三題噺です。

“アマビエ”のルーツをリサーチしていた元ジャーナリストの立花は、福井県のとある過疎村で『わたつみのかひこ』という異形の何かが描かれた奇妙な掛け軸を発見する。所有者によると「某病を…

———うん、人魚。私、人魚。 久美野だけが知っているラーメン店「千年」。その店を一人で営む女性オオクボ。ある日久美野はそのラーメンの美味しさの理由を知ってしまう。 そこには「千…

神谷茂とイングランド出身のグレースは国際結婚をし、子供を持つ家庭を築いていた。ある日、街中で茂は、女に呼び止められ幸せなものをアンケートで答える。《妻》と書くと、女は子供をもらう…

大学生・古谷陵は釣りをしていたが、その日はあたりがなかった。やがて大物をあてるが、釣り上げた魚は、人間にも似た顔を持つ異形の魚であった。その場に現れた老人は、魚を見て言う。人魚だ…

その旅行は単なる思い出作りの廃墟探索で終わるはずだった。 舞台となるのは竜宮城を模して作られたという温泉旅館。経営者の孫娘であり、何かを隠しているサークルの先輩。誰も居ないはずな…

突然の火事で故郷である里山を失った鳥天狗の少年は、零と名乗る人鬼に拾われ「睦樹」という名を与えられる。名前も火事の時の記憶もない少年は零の住処『隠れ家』に身を置くことに。そこは行…

中学三年生、夏休み。 余命を宣告されてしまった枦木（はぜき）司（つかさ）は親にも言えず、友達にも言えず、ぼんやりと残り時間を過ごしていた。そんなとき、人気のない林道の奥の池に人魚…

　記憶喪失の僕を苛む、『人魚姫』のごとく美しき少女の夢。 　僕は僕を取り戻すために、失踪したミステリィ作家である叔父を追って、『人魚伝説』のある山奥の隠れ里へと向かうが、そこには…

――たとえ世界が変わろうとも、ぼくたちの日常は変わらない。 人が異形に変わる病が流行した、少しだけずれてしまった世界。 人狼になった委員長がぼくのペットになりたがったり、人魚の引…

　高校教師の常一《じょういち》は、異母妹の円理《えんり》とともに山形県の田舎町で静かに暮らしていた。 「俺は妹を食いたいと思っている。性的な意味ではない。肉料理としてだ」 　とい…

雨の降る日は覗いてはいけない 叔母に言われて　わたしはその庭を見ない。 そしてある日友人が行方不明になった。

誰かが嘘をついている。 ひとり。三途の川を漂う船頭がおり。 ひとり。かつて、人間に恋をした天女がおり。 ふたり。かつての自分の姿を亡くした亡者がおり。 ふたり。山を降り…

海月（くらげ）と泡沫（うたかた） ある人魚を巡る物語。 猫は殺人を目撃し、 人魚は恋をし、 画家は最期の絵を描いた。 (全8話)