「伊勢 SF」を含む小説

時の翁の計画が頓挫してから月日が流れたある日。山村愛珠、夏見糸、書泉百の三人の老女。ベテランの域にある暦人の三人だ。その三人から使命を託された彼女は瀬尾律姫子。時の翁の企てを防ぐ…

　過去と未来を自由に行き来する暦人。御師と呼ばれる人々は、暦人の中でも、旅先案内人を務める。もとの伊勢神宮の領地である旧御厨地域の主要神社近くに居を構え、時間を歩く人たちを真心と…

ここから物語は始まった。町山田の日月神社を通して「託宣」を出される若者たち二人。夏夫とあさひ。 第一話　夏夫 とある夏休みの日。不二夏夫はタイムスリップする。自分の家の歴史と…

　この春に大学を卒業した就職あぶれ組の朱藤富久（あかふじふく）とその幼なじみの神代持彦（しんだいもちひこ）の最初の時止まりの儀礼と時間越えからスタートするシリーズ。父の療養のため…

明治美瑠と山崎凪彦の結婚から、そして凪彦が自身の実父との和解までを描く。また3⃣の主人公ピアニストの角川栄華とその後見の暦人御師である夏見粟斗の登場の感動秘話からスタート。カフェ…

　都会の喧騒を離れ、異国情緒が交差する天下泰平の北伊勢港内。その最奥のオンボロ倉庫に、探偵事務所の看板があった。所長の名は、白馬安曇(はくばあづみ)。迷い猫の捜索から連続凶悪事件…

大戦によって農業大国となった近未来の日本で「四日市」は屈指の農業都市だった。 そこで生きる青年「松場」は、いち農業者としての代わり映えしない生活にどこか生きづらさを感じていた。 …

電気の動力と神経を読み取る人雷機械、そして超金属ヒヒイロカネの精製により、異常な発展を遂げた葦原洲。 大和国の一大名の娘、松永信貴姫は特異体質に目を付けられ、全身を強化外骨格、迅…

第1部の続きです。ここに第1部のあらすじを書きます。 　定年退職後に保護司となった主人公ジンは、保護観察処分者の暴走族に殺害される。しかし、調和と秩序を司る宇宙意識体ハモニーと邂…

　妄想に始まり、暴走に終わる。舞台は日本のど真ん中、大自然と小都会の街、北伊勢市。ノストラダムスの大預言も忘れ去られし頃、藤原メシヤの周りにはへんてこな人物が集まりだした。 　彼…

宇宙船を舞台にした歌物語。下の句は読んでみてのお楽しみデス。 成平未来男（なりひら　みきお）…25歳。運送会社の契約社員。好きなもの、短歌。