「中短編」を含む小説

毎日三題噺をお題に小説を書け、それが出来ないならば死ね。 私は呪詛の言葉を私の中の私から浴びせられ、私は毎日小説を書く事となった。

裏側の社会で生きるている少年少女たちの物語。 ※中短編が入り乱れです。題目に数字がある場合はシリーズです。 ※若干の転生要素があります。

　ある朝、財布を盗まれた。お気に入りのコートのポケットに入れておいた財布だ。 　それ以来そのコートを着るのは止めたのだが、その話を友人にすると「面白そうだから、そのコート私にちょ…

遅刻寸前の登校中に非日常に遭った。 偶然出会った奴は消え、俺は現実に留まった。

先日高熱により、四日ほど寝込んでしまいました。 熱が出てしまった理由は情けないもので、 公募していた作品が落ちてしまったことが原因です。 落ちてしまった、というだけのことならダ…

～作中用語一覧（五十音順）～ ・邪神魂（イビルソウル）……主人公の心 ・裏現世（うらげんせ）……主人公の部屋 ・加加阿甘受せし魔杖（カカオかんじゅせしまじょう）……棒状のチョコレ…

いつから生えていたのか。

「恋とはみとめない！」のスピンオフ作品です。 中二の俺。ごく普通のどこにでもいるような一般中学生のはずだった。 隣の小ギャルに情けをかけた結果、とんでもない事態に。 さあ、…

…第4回お題「ささくれ」 　親指にできたささくれに不安になった弟が、姉に助けを求めた。 「病気じゃないよね……？」 　否定することは簡単だ。 　どうってことないよ、と教えること…

　私の名前は空海。青い空と青い海の様に美しくあってほしいという母の願い、らしい。私にはよく解らなかったが。 　そんな母が、私が物心付いた頃にこんな事を言っていた。 　『決して箱を…

――箱の中にはたくさんの素敵な世界があったんだ 箱の中は別の世界への入り口だった。 僕にとってこの箱は、不思議で素敵な箱だった。 この中に入れば、いつだって自分の望む世界に行く…

【黒歴史放出祭】応募作品 中二病。 それは学生時代に誰もが通る病気―― あなたの中二病はどこから？ 私は二重人格から。 でも中二病をこじらせて精神科に連れて行かれるなんてなか…

　伯爵家の次男に生まれたものの、両親が兄(長男)にばかり構い、育児放棄に等しいレベルで放置される主人公ヨハンネス。 　それでも、親身になって世話してくれるメイドによって、12歳に…

あと三分しかない。 雪野　一樹が異世界に転生されるまで、あとたった三分。 あんな年端もいかない少年の運命を捻じ曲げて、いいものなのか……！？ 巫女は躊躇いながらも、神々の命令に逆…

　中二病の少女、七宮≪ななみや≫叶≪かなう≫が、普通の女の子になった。 　――戻った、と言うべきか。 　きっかけは教室の窓から落下し、彼女が足を骨折したこと。 　杖をついて登校し…

「わたし、グラビアアイドルを目指す！」篠川瀬奈は、唐突にそう言いだした。中学校三年間、同じクラスで、同じ文芸部――。どちらかといえば地味で目立たない彼女が、いったいどういう風の吹…

砂時計を前にし、私達はなんと無力な事でしょうか。 乳青色の夢を懐古し、微睡む私は瞼を閉じました。

泥炭の採れる寒村で腕なし死体が見つかった。 被害者は宿屋の四兄妹の次男。 遺体のそばでは彼の妹が泣いていた。

第一話：江戸時代末期の若い男女の出会い、第二話：世界一周の新（？）婚旅行、第三話：若いはみ出しカップルの日本周遊航海、そして、第四話：互いに連れを亡くした男女の山寺での出会いと、…