「カセットテープ」を含む小説

「……私、もう一度、あの曲が聴きたかった」 僕、猪野宣人（いのせんと）は変わった名前の小学４年生だ、 今日、初めて親にも言えない悪いことをした、学校を無断欠席だ、 多分親にはこっ…

　事故をきっかけに左眼に彼岸のモノが視えるようになった三ツ國(みつくに)史堂(しどう)は、その左眼に導かれるようにして古道具屋『鬼灯』へと足を踏み入れ一人の青年と出会う。それは古…

夏休みも中盤戦。好きな人に“好き”と言えない僕は、悶々と部屋で過ごしている。春のフリーマーケットで買ってきた、古びたカセットテープ式のウォークマンを手にして……。

ふたつの、青春ストーリー 王道の幼馴染とのこじれた、恋愛ストーリー オタク少女のめんどくさい、成長ストーリー ふたつの物語が、カセットテープのA面とB面のように響き合う。 …

『…お願いだから…もう1人にしないで…』 変な夢を見続けていたのかもしれない。 なんでこんな夢を見るのだろう、僕には分からなかったんだ…。 料理部の看板息子 紡と 軽音部のプ…

KAC20228：私だけのヒーロー 　かつて編集者をしていた私の実体験を元に書いた小説。 　カメラマンの尾高さんはモデルがいます。 　過労死寸前の雑誌編集者・工藤が、カメラマ…

　人類が一人を残して滅亡した世界。 　唯一の生き残り、昏仕儀（くらしぎ）タカカミはギャンブル中毒のどうしようもない男。 　彼は破滅した世界で人類が滅んだ過程をカセットテープに記録…

約二千文字の短編。 実際にはこんなことはあり得ませんが、 昔のカセットテープって裏とか表とかあったなあと、 遊び的な感覚で書いてみました。 この怪文小説の、 意味がお分かりに…

青年大岩は、世界の人々から隔離された、今で言うところのぼっちであった。ある時、大岩は世間に絶望し、最強兵器リセットボタンで世界をやり直すことを考える。大岩はカセットテープ…

1980年代、地方都市。 特に何の取り柄も無い写真好きの少年は、不思議な少女と出逢う― 銀塩と磁性体が紡ぐ物語。

とある公立高校の廃部寸前の文化系部「電気音響研究部」通称「電音部」。 設立当初の意義を失って久しいここは、幽霊部員や暇つぶし部員の溜まり場と化していた。 今日も今日とて、無駄にハ…

◆今は推しと言うらしい。 その方への想いは尊いらしい。 しかし、昭和娘の私にはちょこっと理解できない。 カセットテープから流れる曲は『精霊流し』だ。 その他、僅か三つのカセットテ…

『きゃりぶれ！』本編に入れ込み難そうな小ネタ・時事ネタ限定の短編や、作者の趣味全開のパロディ成分増し増しの中編作品を掲載予定。パロディ篇の方はジャンル自体が本編とは違ってしまいま…

第二次アメリカ内戦。 《全自由主義連合（A.F.F）》と《国家秩序共同体（C.C.C）》の内戦の最中。 泥沼の内戦によって荒廃したワシントンから、アラスカのアンカレッジに一本のカ…

語り部である「二条佳」が、海食崖で殺人の懺悔を告白する。 嘘が真になり、真が嘘となる。 瓶の中に詰められたカセットテープと手紙の真意とはいかに？

図書館で非正規職員として働く森島薫は、ガールフレンドの吉丘郁と同棲し始めて二年あまりになる。二人は趣味や性格がまったく合わないけど、磁石とSとNがそうであるようにくっついたり離れ…

クリスマスイヴの夜。 謎のカセットテープとラジカセを手に、たった一人で街を徘徊する男。 果たして彼の目的は！？ ※この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

　Side　日暮　颯太 　なんの取り柄も無い三十代。 　夢も希望もなくなり、ただ毎日をボンヤリと生きる。 　そんな自分に訪れた転機は何と異世界。 　ただし、剣と魔法の異世界に…

３時間目が水泳だった日、淡々と流れるカセットテープの音しかしない教室、彼と2人きりかと錯覚するような時間。

今はもうすっかり使われなくなってしまったカセットテープをめぐる、ほんの些細な出来事についての、ほんの些細な物語。 （シリーズ第二弾です。単独で読んでいただいても大丈夫です。）