「へたれ」を含む小説

―あらすじ― 青蓮は逃げた花嫁の身代わりに、危険な獣人の治める国・白夜皇国へ嫁ぐ事になる。 ド田舎育ちの末っ子オメガである青蓮には見るもの聞くもの初めてだらけで、しかも、結婚相…

目の前には倒れて死んでいる友人のマロニー。 そしてマロニーに全く似ていないはずなのに、そのマロニーに成りすませていた兄の姿。 その兄は憎悪もあらわに、彼に──ミトラの胸に呼び出し…

人の文明はゆるやかに衰退した。 夜風に混じって結晶が飛ぶようになった世界。街が消え、国が飲み込まれ、生き残った人々は失われた技術にしがみつき、わずかな資源をめぐって争い合う。 …

天正二年、秀吉（羽柴藤吉郎秀吉）は、主君の織田信長から北近江の領地をさずかり、長浜に城を築いた。ここから秀吉の出世物語がスタートする。しかし、秀吉自体はわずか五尺（およそ150セ…

　とある国の、花も恥じらう乙女と言われる年代の私は、学園に通う伯爵家の娘の一人だ。 　私が人と違うことの一つは、領地が水害続きで家が貧乏であること。もう一つは、八歳になった感謝…

へたれ貧乏伯爵令嬢は、社交界デビューに尻込みして、デビュー前から修道院入りを目指すが、良縁のためには血も涙もない剛腕女中マルゴットは許さない。自己評価低すぎの令嬢を叱咤激励、少し…

世の中に、溢れる言霊と嫉妬は、WEBへと舞台を変えた。 それを祓えることは不可能だ。ログは永遠に遺り続け、消えることも、還ることも敵わない―― 「魑魅魍魎も進化したなら、我々も…

惨めな臆病者に与えられた優しいファーストキスが、今も私を縛り付ける。

【カクヨムコン8短編賞参加作品】 人生で一度しか食べることができない。 そんなラーメンがこの世にあるという。

体調を崩し、仕事を続けられなくなった“ぼく”。故郷の海から拾い上げたのは、大きな厄介ごと、それともーー。 幼馴染と不思議な女性の織り成す三角関係。 幸せってなんなんだろう、恋愛…

「魔王を倒して大金ゲット！」を夢見る、勇者リュース。しかし、苦労の末に辿り着いた魔王の玉座には、一通の手紙だけが残されていた。愛と絆と罵詈雑言のコメディ風ファンタジー！

【2024年現在】 当然の如く、エタっております！！！ デモデモダッテ、子どもの戦闘シーンは残酷じゃだめって思ったら迷いまくって何書けば良いのか忘れた！！ でもさ、いつかきっ…

『塔』と呼ばれる巨大な建物が、そこにはあった 『塔』の外観は、巨大な煙突のようでもあった。半径数ｋｍにも及ぶらしい円形の外壁は、レンガなのか何なのかよく分からない材質で覆われて…

結婚式を間近に控えた彼女にヘタレ主人公が意を決して告白するのだが。

「好きなんだ」 「これから行くから」 「どうしても」 「今、今しかない！」 彼からのラブレターメールに、ドキドキしてしまう。 だが、これは果たして……。 今しかないって、そんな…

　準備は良いか、ＢＡＳＴＡＲＤＯ！！ 　南北戦争の後、無法と化したアメリカは大西部！！ 　金に先住民に復讐に、欲望むき出しのクソったれどもが、複雑なのかそうでもないのか、兎にも角…

国枝清軒編纂『武辺咄聞書』より （江戸時代のまことしやかな軍記物をベースにした時代劇コメディです）

　田舎に住む佳宏と、都会へ出ていった由利。 　佳宏は年末にしか帰らない幼なじみに、とうとう告白する決心をする。だけど、へたれすぎる彼はやっぱり告白できない？ 　

俳句連作二十句

誰かが嘘をついている。 ひとり。三途の川を漂う船頭がおり。 ひとり。かつて、人間に恋をした天女がおり。 ふたり。かつての自分の姿を亡くした亡者がおり。 ふたり。山を降り…