「短編 ホラー」を含む小説

京の都から離れた山々を旅する白装束の坊主。 彼の行く処には、怪異、妖怪、愛憎あり。 飄々とした白装束の坊主と、彼に背負われた不思議な葛籠。 ある山の麓の村に、目の無い蟋蟀(キリ…

裸の首無し妊婦が私の前に現れた。ハナ驚きと恐怖に支配された私であったが、徐々に首無し妊婦の肉体へと劣情を催しはじめた……。異象と卑欲の混交、衝撃の結末に目眩く令和の怪奇短編！！！

悲痛なる愛犬の叫び、殺処分ゼロへの道は遠く。

人が生きていくうえで小さな無数の命が犠牲になっていること忘れないでほしい。

　ねむいなぁとか思って目を擦っていたら背中を押された。階段の上から。知らない誰かに。ふわぁっと飛んで、ぐにゃっと潰れて、それっきり。あんな悪意を、わたしは知らない。 　わたしを突…

男は72歳でこの世を去り、気づいたら天国か地獄か振り分けられる行列に並んでいた。生前の行いからして天国に行けることは間違いないと思いながら、水たまりに移る自分の葬儀の様子を見てい…

「稲佐山に女の霊が出る」 　そんな噂を聞いた地元の小学生、野原梓は、クラスメイト達と一緒に肝試しに行く。憑かれてしまった彼女は、和尚を頼って山のお寺を訪ねるが、そこには思いがけ…

高校二年生、福山壱悟《ふくやまいちご》の前に一人の少女の幽霊が現れた。 少女、森山環はこう告げた。 「あなたは二日後に死ぬ」 その言葉に、壱悟は動じることなく、なぜか一緒に推し活…

雨の日も風の日も晴れの日も どんな日でも 眺め続けているモノがいる あなたのお家の中にもいるかもしれませんね 第9回カクヨムWeb小説短編賞　中間選考突破作品です 1,500文…

死刑執行直前の俺の前に【人生屋】を名乗る人物が現れた。 契約した相手に新たな人生を提供してくれるのだという。 俺は怪しさを感じつつも、自分の人生への絶望から人生屋の提案を受け入…

「因習村座敷牢人外青年祭」参加作品。 魅鬼と呼ばれる化け物がいる。集落で長らく飼われている獣は、誰もを魅了し、愛されていた。尽きぬ餓えを抱える獣と、彼を愛することをやめられない人…

ある宵、若武者の寝所に音もなく首が転がった。 やがて生首は目を開け、喋り、訴える。 曰く、若武者のことを探し求めていたと。 　　　　　 【#novel首塚】に寄せて書きました。 …

那津は時折、『左へ行け』といった幻聴を聞くことがある。けれどもその声に意味はなく、従ってもどこにもたどり着けない。 中学の途中で転校した那津は、中学の同窓会に参加することにした。…

　新谷坂山には怪異が封印されていた。その封印を解き、代わりに半ばを封印された東矢一人とその友人が、再び全ての扉を閉じるまでの話。１章（３～５万字）完結のオムニバス。 【登場人…

ヘッドライトの先にとびこんだ塊、風に混じった耳にさわる破裂音が、ドライブの中できえていく。 ※半分以上、実話で構成されています。 ※ごった煮ショート×ショートにて、投稿して…

孫が科学を学ぶことを嫌う女性。それは、かつて暮らした村で座敷牢を見たことがあったからだった。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』のなかの１…

　彼女の部屋はいつも綺麗に整理整頓されているのに、その日はソファーの上に見慣れない物体が、これ見よがしに置かれていた。 　鈍感な僕でも理解できた。これはプロポーズを急かされている…

都市伝説で、突然現れる呪われたゲームが話題になっていた 主人公のサトルは、「そんなゲーム、存在するはずがない」と愚痴をこぼした その日、家に帰ると見たことないゲームカセットが..…