「美味しいの」を含む小説

癒しとリラックス、創造力の充電を求めて時々水族館に通う聡美。 深いブルーの世界ですれ違う背中合わせの2人は別の場所でも交差していた。 自分の喜びが同時に誰かを幸せにしているかも…

現実は甘くなく、自分の無力さを思い知らされる。 それでも僕は歩き続ける。 ――彼女が居たから。 ※富士見Ｌ文庫×カクヨム　美味しい話＆恋の話　短編小説コンテスト　応募作品で…

仲良し姉妹がバイキング店でわちゃわちゃもきゅもきゅ

映画館へ行くのにすら数時間を要する山奥のど田舎。そんな町に生まれた「私」は、一年前のあの日、偶然帰り道で出会った青年の事を思い出し歩を進めていた。降りしきる雨の中、彼女が見た光景…

ジャガイモって、美味しいよな。

『おいしくなければお代はいただきません　――りつか』 通い慣れた店に見つけた見慣れない一文。 それは新しい『おいしい』のはじまりでした。

小学生の頃、泣いていた私をマスターは店に入れ、カフェラテを飲ませてくれた。 高校生になった私はこの店でバイトを始めた。 だけどもうすぐここは無くなってしまう。店もマスターも、私は…

　そこ此処に猫が居る港町で一人暮らしを始めた紗凪(さな)。 　素敵な珈琲専門店で、一枚のトーストを齧って仕事に行くのが毎朝の日課だ。 「カリカリでほわほわのこの店のトーストが好き…

これは何年も前に鬱を患っていた頃の私の実体験である。 ※参考文献 『高野山の精進料理』監修:高野山真言宗総本山金剛峯寺/学習研究社

いつかどこかに掲載したものの改変作（改変箇所：キャベツをレタスに変更）。BL表現が含まれますっていうか前提です。 追記：いろんな人がいろんなご飯食べる話にしちゃっていいかなと思…

「いけず」 意地悪、と花乃は呟いた。鼻の奥がつんとする。 花乃の顔を覗き込んで、沖田が笑う。 「そこは、おおきにって御礼してくれるところだろう？」 胸を病んだ沖田総司と…

牡蠣には当たりがあるという。 通常それはいわゆる食あたりであり、一般的に、この当たりは嬉しいものではない。 しかし、俺が体験した当たりは、そんなものではなかった。

ローマ統治下のブリテン島で、ブリトン人の少年アンテドリグは、黒人との混血の少女ヤムシラと出会う。林檎がイギリスに初めてもたらされた頃のお話。

カレー大好き・篠塚と同居人の希純。 彼らのやりとりは、どう考えても、……変態の域を超えている。 ※本作は同名義で「小説家になろう」にて公開しております。

大学生活で浮かれ、食べ歩きのしすぎであまりものが食べられなくなった由莉。従兄弟の敦のところで食事を続けていたが、ある日敦の同級生三好さんが現れる。三好さんは不思議な人で……。

狐の子、チビは近所に住む高校生、蓮君から毎朝稲荷寿司を貰っていた。ある日その様子を蓮君のクラスメイト、谷木さんが見かける。 稲荷寿司が大好きな狐の視点で描くハートフルなお話。

魔族のヴェラとギーは、偶然見つけた料理本に魅せられ、初めての料理を行うことを決意する。 ヴェラ……魔族の女。怪力 ギー……魔族の男？丸くてうるさい

町はずれの森の中に立つ、一軒の家。 そこに住む青年は、いつものように朝の支度を済ませようとするのだが―― 富士見L文庫テーマ別超短編小説コンテストに応募するために書きあげました。

どうせなら、どっちにも出せる話を書こうと思いました。