「なんだ！！ 短編」を含む小説

「知ってるかい　アリー！」 「どうしたの　アル」 　────僕たちの会話は、こんな決まり文句で始まる。 　おしゃべりなアルバートは、聞き上手なアレクサンドラとおしゃべりをす…

箱の中身はなんですか？ 何にも代えがたい大切なもの？ いつかのために保管しておきたいもの？ 誰の目にも触れてほしくないもの？ 切り離して閉じ込めて忘れてしまいたいもの？ それとも…

叶えようと思えばすぐにでも叶えられるような夢は、なんだか虚しいと思うのです。そういう夢を見ることは大変結構ですが、その分、無邪気だった頃の夢が重くのしかかってくるのです。 かとい…

女神エルスは、自分の能力を活かすため、ありとあらゆる神々の話を聞く領域、「女神の雑談室」を開いていた。 そこに来るのは、個性豊かな神々。 彼女は今日も、面白おかしい神の話を聞くの…

女神の考えた最速のクリア法。 それはやって良いのか、悪いのか。 ※深夜テンションで書きました。 　頭空っぽで読むことをおすすめします。

女の子に接近したら毛深かった話です。

小さい頃によく聞かれる 「大きくなったらなんになりたい？」 なにも考えずに答えれたあの頃が懐かしい

「何よ！　顔だけの男のくせに！」 「なんだと！　そういうお前は家柄だけの女だろうが！」 顔を合わせれば喧嘩腰。公爵令嬢ジュリエッタとその婚約者テオの仲は悪い。 しかし婚約破棄は…

調合師見習いのマルクは、効果がほとんどないポーションを作る落ちこぼれだった。そんな中でも、シグマ先生はマルクを「なんかあるんだよな」と思いながら、面倒を見ていた。しかし、それでも…

「霧船真栗（きりふね　まろん）」は中学生で魔法少女。彼女は雇い主の「太郎」、黒猫「クロマル」とともに、ワルモノを倒す日々を送る。 一人で変身できるようになった真栗が突っ走るなか、…

私の大事な友人である『アイリ』は突然性格が変わってしまった。 なんでもないと言い続ける本人。その影響もあって周囲は慣れていき、それは日常の一部となっていった。 そんな中アイリから…

誰もがカードゲームに熱中し、簡単な揉め事解決にもカードが用いられる世界 都内某所にある私立中学「札引学園」に一人の少年が転校してきた カードすら持っていない新参者だった彼が、そ…

昭雄は、ある病院の宿直に務めることになった。 その初日「夜中、鍵の掛かった霊安室から物音が聞こえても絶対に開けないでくれ」と釘を刺される。霊安室は宿直室の隣にあった。 昭雄は…

弥生には厄介な人物がいる。 三人家族で慎ましく過ごしているだけなのに、アレが定期的にやってくる。 ある日は大量の芋を持って無農薬野菜はなんたるかを講釈し、ある日は息子をファース…

そうね誕生石ならルビーなの……『ルビーの指環』から広がる波紋。

ある日、私の元に高校時代の友人「彩香」が自殺未遂を起こしたという知らせが届く。 病室に駆け付けると、意識が戻らず昏睡状態のままずっと眠り続けていた。 残されていたのは一冊のノー…

「写真」「CD」「手紙」「カップラーメン」「シャープペン」…… 自分とあの人の記憶を繋ぐ、大切な「鍵」が、この世にはたくさんあります。 さあ、アナタの記憶の鍵はなんですか？

余命宣告された少女は、夢の世界へ迷い込みひとりの白髪の少女と出会う。 『夢の中では《想像》した事をなんでも出来る』 　夢の中なら、空だって飛べる。 　夢の中ならなんの不自由もなく…

悩んでいる人だけが見つけることのできる不思議な喫茶店。 なんでも、そこの喫茶店には魔法使いがいるのだとか――。 信じるかどうかはあなた次第。 5分で読めるショートエール小説。