「あやかし」を含む小説

※ネタバレ注意 「キャラクター設定」 主人公：ショウ（10歳）大天狗の血を引く人間っぽい子供。 　平日は都会の名門小学校に通っている小学四年生。用事がなくて早起きができた土日はお…

死因が不明の、奇妙な発作死が相次いで起こっていた。 札幌市で機器のセキュリティテストを生業にする南戸進は、 寺生まれで幼馴染みの刑事、田原道地と共に事件へ足を踏み入れる。

※ネタバレ注意 ○キャラクター設定 豊田つくし（とよた・つくし） 元気いっぱい天真爛漫な女の子 物語開始時12歳 家が食堂をやっている おいしいものが好きで料理が趣味 妖が「…

この世とあの世の「スキマ」。そこは悪いことをした子供たちが彷徨う異空間だった——。 ※ネタバレ注意 ・キャラクター設定 　矢崎華恋（やざき かれん） 　いじめっ子。太郎の無気…

ラジオパーソナリティをつとめる元ベーシスト・現神職の御堂坂路傍は、過去関わった最低最悪の悪女・西園寺霧香の娘ねねを無理矢理押し付けられ、やむなく一時保育する事に。 実家にまつわる…

近未来、2085年。吉備都―旧岡山県は日本の副都に選定され、文字通りの大都会となっていた。そこで暮らす高校生、坂鳥緋出はある日、父の遺品から奇妙な杖を発見する。それは妖怪を召喚す…

“アマビエ”のルーツをリサーチしていた元ジャーナリストの立花は、福井県のとある過疎村で『わたつみのかひこ』という異形の何かが描かれた奇妙な掛け軸を発見する。所有者によると「某病を…

　呉服屋の兄弟に飼われているハチは、体が弱り虫の息。その命は、今にも尽きようとしていた。 　そこへ、暇を持て余した地獄の獄卒がやって来る。彼はハチに、ある提案を持ち掛けるのだった。

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

時は大正時代。 人ならざるものが視える子爵家の長女・華乃子は、その視える『目』により幼い頃から家族や級友たちに忌み嫌われてきた 実家から追い出され、出版社に勤めていた華乃子は、雪…

高三の夏休み。とある女子高生の深冬（みふゆ）は、生徒会室に居た。 大好きな友人である陽葵（ひまり）が、夏季講習を抜け出して、おしゃべりに来るのだ。 そんな日常を楽しんでいたが、な…

京の都の華やかなりし平安の時代。そんな時代に見鬼の才ありの美しい姫がいた。右大臣家の大君こと鈴子姫である。彼女は薄紅の夕暮れ空の下で生まれたことから、「薄紅の姫君」と呼ばれていた…

欲望は災いを招くという、もしその災いをその目で確かめることができるなら、もしこの世界にいる誰も他の何十億人の欲望によって危険にさらされているのなら、世界はどうなる？人類宿命の歪み…

　ある山奥に、一匹の妖狐が住んでいた。 　彼は、人間を喰ったことがないことを兄に馬鹿にされ、気は進まないながら渋々人里に下りることに。 　人に姿を変え、喰うのに手頃な人間を待ち構…

発表済みの短編をまとめた短編集【第9弾】です。 ジャンル不問。短編数は15。 新作、エッセンス・エッセイ（part2）を追加。 過去作・長編のあとがきになります。 「vol.3…

　ミカガミ＝ナツキの職業は、ネコマタのトレーニャー。 　競ニャレースでコースを駆けるネコマタ、ランニャーを育てるのが仕事だ。 　ナツキが育てたキタカゼ＝マニャは、２つのビッグ…

時は…明治初期。 政権は幕府から新政府に移り、文明開化と共に新しい風が吹くと思われていた。 徳川は新政府と良き関係を築き上げ、旧幕臣達にも平穏が訪れる…はずだったのだが。 そんな…

　文化史学科を専攻する主人公のわたしは、ある夢を境に不気味な女に付きまとわれるようになる。困窮する彼に救いの手を差し伸べたのは、怪奇民族倶楽部に所属する阿久津という男だったが、夢…

戦争が絶えない天上界。終戦した天界の病棟にて息を潜めていた現役超能力実験体の「かえで」は突然天界の覇権を握る「天帝一族」から招待状を受け取る事に。公にはされない謎めいた天帝一族の…

現代でも妖魔が蠢く時代、人々は常に妖魔に脅えながら生きてきた。ただそれに抗う存在、干支十二家や源頼光を筆頭に、妖魔を狩る者達が昔から存在している。その干支十二家の丑崎家の一人息子…