「国 短編」を含む小説

夢月七海さまの自主企画、同題異話に参加させて頂きました。 お題は「星流夜」 ある国が滅びた時のお話です。

「この都には、空がないのよ」 　舞台は、亡き魔女の呪いによって空の色が失われたとある王都近郊の村。国付きの魔法使いの提言により、村のそばにある、魔女の亡骸が眠る森へ王軍が派遣され…

二十一世紀末。ヤグド大統領の圧政により、西洋文化が排除されたワコフ共和国は内乱のさなかにあった。“この国にもサンタクロースが来てくれればよいのに”と言い遺して死んだ少女、ダリアの…

　七つの大海に紅茶と民主主義を不法投棄した迷惑な国、イギリス。大英帝国という大層な名前で呼ぶ者は今は無く、ユニオンジャック職人の失業も近い。ジョージ・オーウェルは言った。「ルール…

武器を持たず、侵略はせず、誰も傷つかず、血は流れない。 何故ならこの戦いは、花火によって行われる。

ミクロ世界の蹂躙と虐殺

常識というものは、時として突然打ち砕かれることがある。 かの有名な、不思議の国に迷い込んだ彼女もまた、同じような体験をしたのだろうか。 少なくとも私は、そんなのは願い下げだ。 …

「おお……よくぞ参られた"救世の神子"殿！　どうか私どもの為に、この国を……世界を救って頂きたいのです！」 「えっ、ええ……っ！？」 突然異世界に飛ばされた少年、東雲ハジメは神殿…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。百七十四。

これは、花と緑が豊かなとある国の、誰からも愛される第二王子と、そんな国で暮らす王子と幼馴染みの一般国民の私の、お話。

戦場で負傷した少年兵は、見慣れぬ部屋で目を覚ました。 そこにいた「癒しの魔法使い」を名乗る女性が抱える秘密を知り、 彼の人生は大きな転機を迎えることとなる。 純粋に国に忠誠を…

－短編（読了時間 約４分）－　 天の国で、天使を務めているビーちゃん。 大天使様に言われ、“次の天国人”を探しに、 地上に降り立ちました――。 　あるところに、ひとりのおじ…

『天帝国』に敵対する『革命軍：特殊捜査部隊』に所属する女性『ロア・ブラックチェリー』の幼き頃のお話。 ロアが生まれた国、オンネトロア王国では『この世界の一部の者たちが持っている…

－短編（読了時間 約２分）－　 ある国に、予言者がいた。 　その国は昔から、幾度の争いにも勝利し、長らく繁栄を保ってきた。 　国王の裏には、偉大な力を持つとされる予言者が一…

剣の国は、危機となれば老いも若いも、男も女もみな剣を取るというお国柄。 そんな国の王女グレイスはそこの女性をすべて束ねたかのような気の強さの誇りを持っていました。 王女としての役…

自主企画、告白死の世界観！ 以下ルールです！コピペ ■告白死の掟 　とある村の広場の真ん中にある演台に上がり、告白をして死ぬこと。 　掟１　演台に上がったものが降りるのは、死…

ケンジロウ３代目作、第８作目となる短編小説

なだらかな国。 なだらかな人間。 それをこわしたいひとがいた。 それを憎むものがいた。 これは様々角度と視点から一つの事件を俯瞰する物語。

「――墓前に供える花なんかもらって、不吉だな」 「不吉ってあんたねっ！　好意でくれたものに対して失礼じゃない！」 「おうおう。敵国に嫁ぐってのにずいぶんと余裕なことだな。――…

故郷の燕国を追われた慕容垂は、つい先日まで戦っていたはずの敵の王、苻堅のもとに駆け込んだ。当代一流の名将軍、八面六臂の大活躍！