「なんかおかしい」を含む小説

「今でも灯台の中で怪物が眠っている、なんて言えば……おかしいかしら？」 　幼い頃に訊いた、曾祖母の言葉。 　その意味はずっと解らなかったけれど、知ることになった夏の出来事。 …

前世で自分を殺した男と婚約した令嬢の話。男の様子がちょっとおかしい。

ある日、小さな子どもがエリカに電話をかけてきた。 兄の携帯を悪戯でいじっているうちに通話ボタンを押してしまったらしい。 彼の弟だと思って微笑ましく話していたら、どうも様子がおかし…

　お会いしたことのない方との手紙の交換だけで相手を好きになるなんて、おかしいでしょうか？ 　アレクサンドル帝国の皇女エカチェリーナはまだ顔も見たことのない婚約者の王太子フレデリ…

　 「横を見ると、そこには……」 「そこには…？」 　 　 　 　 　 　 　 「白鳥の湖を踊るバレリーナの中年加齢臭を放つ男がいた。」 …

男が雨の日に助けたおばあさんは、なんと地元では有名な地主だった。 おばあさんは身寄りがおらず、犬と暮らしていた。 命を救ってくれたお礼に、おばあさんは男に豪邸を受け継がせることに…

　神絵師、西ヶ崎麗子が死んだらしい。 　ファンである少女は、スマホを前にこう思う。 　── 　信じられない。 　あ、そうだ。 　会いに行こう。 　── 　題名は物騒です…

僕の名前は|朝日《あさひ》はると、18歳、新学期から高校三年生。 春休み落雷で家が損壊、父の九州への転勤などが重なり、卒業後まで学園の寮に入ることになる。 寮は50年以上前に建て…

出会いと別れ、そしてはじまりの物語…原作はそのはじまり直後で終わってしまったので当然ファンはあれからの続きが見たいでしょう。 私もその一人です。それを自己満足で書いてます。 第…

全世界で同時多発的に起こった集団失踪事件≪屍送り≫。 それから10年が経った。 黒髪の少女に心臓を一突きで殺される――そんな悪夢で始まった高校二年の新学期を迎えた織笠悠。彼がと…

　高校二年生の日下部祐月のクラスに転校してきたのは、レモンティー色の髪をしたクールな美少女・橘伶菜。無口で無表情な彼女は、実は人の立ち話に乱入するのが大好きだった。 　伶菜に校…

フリマサイト「サンデー」とは 吃驚するくらい有名な画家の作品や生産中止したカードゲームのレアカードから、スーパーの広告で作ったおかんの手作りアート作品や使いかけの化粧品、使い古し…

親とは。 伝えるとは。。 子育てって難しいですよね、、 親も"楽じゃない"ですよね？？

両親が亡くなり祖父母に引き取られて転校した高校三年の僕は低身長でイケメンでもない。 運動も苦手で昔からいじめられがちで、趣味の読書に没頭して目立たないように日々をやり過ごしていた…

転校早々に弁当を作ってきたり、名前呼びしながら一緒に登下校しようとする女子たちに囲まれているのは、どう考えてもおかしい。 ※ハーメルン様にマルチ投稿してます

徹夜続きの刑事の前に、人を殺したという者が現れた。 しかし、話がどうにもおかしい。 おかしいというのは、その殺人犯とおぼしき者に対する、刑事の方だった。 刑事はどうしても、目の前…

あー、眼鏡壊されちゃった。 んんもー、俺、よく見えないんだからな

　ある日、アリスは白いウサギが「遅刻する!」と叫びながら芝生を二足歩行で駆け抜けていく姿を見かける。 　ウサギは懐中時計を取り出して時間を確認すると、さらに遠くへと走って行く。…

ペットのサチと絵梨花ちゃん。 どうやら今日でお別れのようです。