「短編 色」を含む小説

「――サックスとセックスって似てねえか？」 雄大と美鈴は墓前に立った。あの日の約束を果たすために。黄金色のサックスが秋の夕暮れに響き渡る、幼馴染青春ストーリー。 10分あれば読…

オレンジ色の熱帯魚に生まれ変わった僕は、美しい南の海でまったりスローライフを目指す。しかし突然、自分たちの群れが獰猛な大型魚の襲撃を受けて……。

大学時代の小説サークルの合宿で、酒のツマミとして書いたもの。フェティシズムというかSM色の強い話なので、完全に人を選びます。直接的な性行為の描写が無くともエロ小説は書けるのかとい…

「階段」「絵の具」「マグカップ」をお題にした短編です。 2011年6月6日に完成。 ある感情をテーマに、少女と少年の目に映る色を書きました。

私は喫茶店で小説を綴りながら、先日出したばかりの自分の最新作の本を見て、ほくほく顔で微笑んでいた。自分が出した本を眺めていると、嬉しくて何度も原稿用紙に走らせるペンを止めてしまう…

花のない高地に生きる民の体には、恋をすると色も形も様々な花が咲く。奇病とも言える体質と伝統が咲かせるのは、彼らだけのささやかな恋模様。

短編です。 ※更新は不定期ですが、残り2回か3回の更新で終わらせたいと思っています。

好き合ってる2人の結ばれない恋の話。 自分ではない相手と結婚が決まっても、諦めきれない2人は、微かな幸せを求めた…… 「閉じ込められた歌姫と王子にれな…

惑わされた者は誰かを惑わせ、盗まれた者はまた誰かから盗む。“原初の声”をめぐり“言葉”を探す十色の人間たち。彼らはやがて《闇》との駆け引きに取り込まれていく。僅かな光を掲げながら…

おばあちゃんに聞いた『黄金道』の話。 いつもは人通りもなく寂しい場所だけど、そこは時に黄金色に輝くという。

仲直りした夫婦。その、学生時代の話

ある男性が仕事でも、家庭でも上手く行かずに落ち込んでいる時頭上にシャボン玉が飛んできた。そのシャボン玉が彼の気持ちを変える事となる。

星のない世界。 ここでは空から色の石を採り出し星にする採星屋という職業がある。 （自称）一番の採星屋ジェイドは、星飾屋のかささぎが気に入らなくて。 ――不思議な世界で綴る、お仕…

早朝のNY。警官のモーリスは通報を受けて地下鉄の通路に駆けつける。 そこで見つかった男の死体は全身を刺青で覆われた奇妙な姿をしていた。 男が背中に負う炎の刺青に、忘れたはずの記憶…

人には人の価値観がある。その違いによって時に対立したりすれ違ったりするのです。そんなひとりの女の子のお話です。

　私は右目の視界が欠けています。 　右目だけで人の顔を見ると、ちょうど顔の中心が、黒く塗りつぶされたように見えるのです。 　グリーンが好きです。 　それで、こんな話を書いてみま…

　可愛い女子に囲まれたい人のためのショートショートです(笑)。 　文房具って集め始めるときりがないですよね。そう、行都もその一人(作者は４色しか持たない人種ですが)。 　さて…

色々なことに耐えきれなくなった男性が人生から逃げ出す話です

二十歳を迎えようとする大学生の『僕』は恋をしていた 相手は『僕』より３つ年上の、美味しいミルクティを淹れてくれる、白色が良く似合う女性だった。休日には彼女のマンションでトランプ…