「短編 夜」を含む小説

　出戻った幼なじみの手を引いて、無理に出かけるのは実に十年ぶりのこと。 　ひたすら南下すればいつかは辿り着けるのだろうか。初めて手を握ったあの夏祭りの夜に。 【お題】トロピカル…

ある夏の夜、自室でチョコレートを食べながらレポートを書いていると、窓をトントンと叩く小さな音が聞こえた。音のした方に目をやると、そこには単行本程度の背丈の女の子の妖精がいた。

失踪した元妻を探すため、僕はとある小さな島を訪れた。

【まえがき的なやつ】 『カクヨムWeb小説短編賞2022』への参加作品です。 最近はちょくちょく昭和初期から中期の話を書いてます。この作品もそんな感じの話で、川が舞台で、月をちょ…

12月の雪が降る夜にバス運転手が体験した怪奇現象 小説家になろう、ハーメルンにも投稿しています｡

そうとは仕掛けずともそこにある。 そんな性癖を集めました。 こちらTwitterで開催されているぷちヘキで寄稿したものたちです。

夜、風呂に入る。 固く凍ったその心、解けて見えたのは終の夢

夜に嘆き、星を思う少年と少女の短編集。 それぞれの短編は繋がっていないような、繋がっているような。

副業で援助交際してるOLが高校時代の教師の家を避難所扱いしてだらだら駄弁る話です ※電撃文庫大賞投稿用短編なので、結末までのネタバレがあります 〈あらすじ〉 　両親が離婚した…

佳月は挫折した。酒におぼれ、暗い部屋に閉じこもり、自堕落な生活をしていた。 佳月は母親に家を追い出された。さまよい続けた挙句、用水路に落ちて死んだ。 そして出会った。不死者の王…

毎日同じ場所に昇って沈む。 その日々は不自由だけど簡単で。 憧れの場所を目指す自分は、もしかしたら愚かで滑稽で。 それでもその場所を、輝く様な一瞬を目指さずにはいられない。 …

絵が趣味の主人公、江原 奈央は、近所の港で黒髪の美少女、若月 京香と出会った。絵という趣味を通じて仲良くなっていく二人だったが、ある時、京香は奈央に隠していた秘密を打ち明ける。 …

高校生のカホは、毎夜、公園の遊具を丹念に磨き続ける男の姿を目撃する。 昼休み、友人のルリカにそれを話すと、彼女は言う。 「その男の人、逮捕されるよ」 訳のわからぬカホは、放課後、…

　結婚式があと半年と迫ったある日の夜、ルイーズ王女殿下は婚約者の公爵子息と結婚をしたくないと、父親であるアルフレッド国王陛下に泣きついた。理由は、婚約者の性格が悪いからである。 …

――これは突拍子もない言葉から始まった物語。 いつもならどんなメッセージも既読無視する少女がスタンプを返してきた。 そんな事実が『会いたい気持ち』を増幅させる。 少女と知り合…

新しい学校新聞が全くできずに廃部寸前となっている新聞部に所属している桃崎霞たちは夜の高校に髪の長い女性が現れるという噂の真相を確かめるために夜の学校に侵入を計画するが…

千年続く皇家に生まれ、神の末裔と尊ばれようと、朕には何の力もない―― 敗走の夜、都を奪われ、宮を焼かれた若き皇王と、奴婢の少女が出会う和風ファンタジー。 題名読みにくくてすみませ…

ある厭世的な映画を観たことがきっかけで中学三年の夏休み明けから学校へ行かなくなった勇翔は、誰かと繋がって生きることを諦めてしまう。 それから五年後。成人式を目前にしたある日、勇…

フリージャーナリストの晴太は来たる2000年を目前にした夜の新宿で闇医者の手伝いをサボり煙草を吹かしていた。 日銭を稼ぐ為にヤクザの噂を真に受け大企業の重役に突撃取材してみれば門…