「ほしい」を含む小説

不定期に続きを上げようと思う。 仮に、半年以上続きが上がらないような自体があった場合、各自の中で物語を終わらせてほしい。 何分物を書き始めてから早いもので、至らないところが多く…

　一人の老修道士がいた。名は光輝。 　彼が長年心を寄せていた画家がいた。名は颯真。 　年老いた光輝は、港を見下ろす古びた教会の一角で瞑想にふけっていた。 　彼の心は、かつての友で…

「意味を考えながら、あなた感覚で、読んでみてほしい！」 情報は、それだけ！

淡い想い、まだ名付けるのも面映ゆい。知ってほしいような、でもまだバレたくない。 嗚呼、本当に──間に合って良かった！ お題「危機一髪」

伊1001型潜水艦の艦長鷹島大輔海軍中佐は第二次世界大戦が始まった年に潜水艦の建造計画を海軍大臣米内光政らに提案し、一年後に建造された伊1001型潜水艦が世界に与えた影響はこれ方…

小学生の陽太はゲームがほしかったが、なかなか親に買ってもらえず、ゲーム機を持っているクラスメイトをうらやましく思っていた。みんなの中心になれるからだ。 今日もまた友達と遊ぶが、…

とある地方のローカルアイドル、どうしても時間通りに開演できない杜撰な運営だった。 その10周年ライブ、予定通り開演してほしいと願う人が二人いた。 二人の願いは叶うのか……。 そ…

伊佐ナツメは母子家庭の高校１年生である。 ある日、母が海外へ長期出張に出ることになった。 料理が壊滅的にできないナツメを心配した母は、腹違いの妹と交流があることを明かし、出張中に…

ある冬の日の夜、バイト帰りの彼女が家に来た。初めての飲酒に付き合ってほしい、という彼女と二人で酒を飲む。 大人になれば酒が飲めるようになる。 酒が飲めるから、「大人」なんだろう…

わくわくと、貸す本を選んでいた話。 短編賞創作フェスお題「スタート」

このお話はフィクションですが、自然災害に遭った主人公の物語となっています。 辛い現実に立ち向かって逞しく生きてほしいと思います。 また本作は別の作品のスピンオフとなっております。

『源氏物語』をベースにした乙女ゲームを作ってほしいという仕事依頼を受けたシナリオライターの私。 かわいそうな女性登場人物たちに感情移入した私は、気付くと六条御息所に憑依していた!…

ご生誕される。 俺の直感がそう告げている。 弟に出発の準備をするよう言った。 必要なものは揺り籠、哺乳瓶、毛布……リュックが破れそうだ。 今度こそ強くて、頑丈に生まれてほしい。

転生しS級まで上り詰めたが、借金から逃げて山奥でチートを使い医者の真似事をしていた主人公。 そこに、醜い男が現れ、顔を変えてほしいと頼まれる。 これを新しい商機ともくろんだ主人公…

亡眼——それは第三の瞳を持たない存在。イリスにおいて異端とされる存在。そして――出来損ないと卑下される存在。 そんな亡眼として異世界転生してしまった上重渉は、アルという名前を与…

以前書いた『スィートメモリー』シリーズの、スピンオフです。 見た目の美しさで身を固め、相手のステータスで付き合う相手を選んできた美香。30代半ば近くになっても、その姿勢を変えれ…

「この時間が本当に嫌だ」 中体連陸上競技会で百メートル走に出場する雨音《あまね》ゆりは、選手控室で緊張に苛まされていた。 競技が始まるまでの待ち時間。早く始まってほしい気持ちと…

10年以上聴き込んだ曲。その中に入っていたちいさなノイズ。 ちいさなその音に気付いた男が、人生のテープをはさみで切って、別のテープに付け直す話です。　 奈良。 円城塔賞に応…

大企業の御曹司・小野寺アランは15年前の戦争ののちにでき、ヤミ市を元に発展をした「さいわい横丁」に通うことにハマっている。 バーやキャバレーや劇場に通うのももちろん目的だが、彼…