「短編 夜」を含む小説

前作に続きお題に沿って書く一話読み切りの恋愛オムニバス短編集。 「今日も、誰かが誰かに恋をしている」が共通のテーマ。 色んな場面で誰かに想いを寄せている、タイトルにちなんだ恋愛短…

“感情がない”中学2年生女子である戸崎夜。 彼女が出会ってしまったのは、｢インターネットが産んだ怪物｣で──── ｢インターネット｣をモチーフにして書いたコメディSFです。ネッ…

ある日、友達が俺に突然言った。 「そうだ、肝試ししようぜ！」 そんな言葉から始まる、コミカルとホラーが入り混じった闇鍋短編小説。堂々開幕！

きっかけは、いつもの口喧嘩だった。 超常現象研究会の会長と、科学部の部長の口喧嘩。 世の中には絶対に科学では説明できぬことがあるという主張と、世の全ては科学で説明できるとい…

不慮の事故によって家族を失った中学生、笹倉芳人。 引き取られた親戚の家でも学校でも平穏はなく、親戚一家には厄介者扱いをされ、学校では虐められて過ごしていた。 端麗な顔立ちの芳…

ほろっと涙するもの えっ、と驚くもの 考えさせられるもの 悲しいもの 心温まるもの 幅広い短編をお届け中！ 最新エピソード⇨明けない夜

気がついたら足が宙に浮いていた。自分のことは何一つ思い出せない。けれど不思議と不安は無かった。むしろユウレイだからこそ出来ることにワクワクしていたのに。眠れないユウレイにとって、…

ある夏の夜、酒に酔った男は薄暗い階段で目を覚ます。階段は地下へと続いており、下りて行ったその先には信じがたい景色があった。果たしてそれは夢か現か。

戦国の世。燃え盛る炎に囲まれた城に、主従が残されていた。 年上の姫と年下の護り役。 最期の夜に、二人は初めて己の思いを口にする。 そして結ばれた約束は、令和の世に続く。 生まれ…

昼の国と夜の国。二つの世界は八時と二十時にきっかり入れ替わり、交わることはない。オリオンは十三歳の誕生日、思いがけず夜の国の住人となることが決まる。でも昼の国のミッカとバンドを組…

　秋の終わりごろ、家で一人留守番をする十歳の少年登也が、夜中のインターホンの音で目覚める。玄関の扉を開けると、そこに見知らぬおじさんは一人で立った。何の用事か聞くと、そのおじさん…

カクヨムコン短編賞応募作品 宇宙の魔法を使う少女、ミラと魔法が使えない落ちこぼれの少年、レイの魔法をめぐる、小さな物語。 常夜の国を舞台に、彼の魔法を探す恋愛ファンタジー。 …

夢を諦められない、すべての人たちへ。 花火職人の祖父に憧れ、かつては立派な花火師になるという夢を持っていた蔵前玄二は、しかしとある事情からその夢を追わなくなっていた。おっさんにな…

引っ越し前日の夜、我が家の狭いベランダで、キャンプごっこじみたお泊り会が開催される運びとなった。春には新社会人になんなんとする男二人、師走の始めのことである―― 「引っ越し前日…

恋で流れる涙には感情が入り込む。 その一粒の短い物語 一話完結の短編集 簡潔に言うと作者の実体験です。笑 なんだかすべてを吐き出したい気分になったので勢いで書いてしまっ…

五十歳の誕生日を迎えた沢村恭平は、家族と一緒に過ごすために早々に仕事を切り上げ、家路についていた。しかし、恭平の自宅の前には、煙草をふかしながらうろつく不審な男の姿があった。初見…

人は人生に一度きり、月降る夜に出会えるチャンスがある。その現象が起きる条件は、夜の海を崖から眺めること。遠く離れた月が、降ってくるらしい。 私は手ぶらで、月降る夜を見に来ていた。

　きっと、『誰も』悪くない。

他人が何を考えているのかなんて、俺には分からない。他人が俺の事をどの程度の距離において認識しているのか分からない。 それは誰も教えてくれない。 人同士の心には距離がある。距離が近…

そこは、夜しか存在しない国だ。 毎日が満月で、太陽は昇らない。 星々は煌めき輝くが、それは日毎に姿を変える。 不可思議で、奇妙な御伽の国。 その国で、マギーは、猫の人形と一緒に…