「男一人称」を含む小説

　二人きりの部屋。二人だけの秘密。 　男の下心が嫌いなまりなは、年下の家出少年、ゆぅを自宅に招き入れる。 　まりなはゆぅの心を縛り、ゆぅもまたまりなの心を捕える。 　惹かれ合…

バイトに向かっていた油川虹秋はサクッと死んでしまった。 死後、頭に語りかける声に転生するか？　と問いかけられ、する。ちやほやされたい。と願望のまま返答し、無事謎の契約を交わされ転…

卒業式の前日に、ぼくは彼女に告白しようと思っていた。 ふと、そんなことを思い出した。今から二十年近く前の、高校生だった頃の話。初めて人をおぞましいと思った、あの頃の記憶の話。 …

「せんぱーい！」 人見知りVtuberと、その大ファンな後輩JKのお隣さんラブコメ。 Vtuber事務所「Vスター」でバーチャルユーチューバーをしている闇也は、極度の人見知りだ…

”師匠” そう呼ぶのはヘッドフォンから聞こえる少しノイズのかかった男の声だった。 本当の意味での師弟ではないのだが、その関係でずっとゲームで遊んでいたある日の学校。 その二人は出…

特に深い意味もなく女の子を観察していた主人公が勢い強めの彼女に押し負ける話。 *** 主人公の独白→女の子のセリフ→独白→セリフ、という形で進みます。動作などの描写はありません。

バーチャルユーチューバー『闇也』として企業に雇われた俺は自宅で悠々自適な生活を送っていた。 マンションの隣に住んでいて、Vtuberとして同期デビューの風無るりともたまに一緒に配…

コバンザメ人間シャーク・サッカーは、夜中に港で悪党二人組の手から、漁業組合長を救い出した。助けた縁で組合事務所に居候していると、不意に差出人不明の荷物が届き、討つべき悪の臭いを感…

俺こと私立探偵乾宗十郎は、年末恒例の大掃除に追われ、やっとそれも済み、一息ついているところへ来客が現れた。 つい最近刑務所を出たばかりのその男は、俺に”行方知れずの娘にクリスマス…

美形で運動も勉強もできる上に金持ちな僕には虜にできない人間は一人もいない、と思っていた。 広い図書室のカウンターで黙々と本を読む彼女。彼女は、彼女だけは落ちてくれない。 「本借り…

高校剣道部の祝勝パーティーのさなか、退学になった元部員から決闘の申込みが来た。学外でのケンカに巻き込んで進路を台無しにしようという魂胆だ。しかもランサムウェアを使い、思い出の詰ま…

僕、如月優太には好きな人がいる。 勇気を出して夏祭りに誘ったのだけれど、呆気なく断られてしまった。 意気消沈して一人うだうだ塞ぎ込んでいたら、突然彼女が訪ねてきた！ 断られた…

　家庭事情に問題を抱える高校一年生の霧島・篤は、町はずれの廃墟で別学校の三年生である富士崎・旭と、逃げるように密会を繰り返していた。 　恋心を隠しもせずに同じ時間を重ねていたのだ…

相手のことはよく見てるけど自分のことには気づかないだからそんな目に会うんです 仕方ない仕方ない ジャンルが何かよく分からないから絞り出して恋愛にしたけどどうかな

　はいどうも勇太です！普通の高校生の俺が、ついに異世界に召喚されました！いやーいいよね異世界って、なんか響きから楽しそうでカッコよくて……でもなんで俺！！？？一般人に魔王討伐とか…

俺の名は私立探偵、乾宗十郎。新宿を根城に他で扱わないケチな事件を拾い集めて飯のタネにしている。 今日も俺の事務所に一人の男が訊ねてきた。 平凡な会社に勤める平凡な独身男である。 …

俺、名前は乾宗十郎、一匹狼の私立探偵だ。ある日、俺のところに、妙な依頼人の”カップル”が訪れた。 一人は昔から知っている男、元割と名の知れた”その筋”の準幹部だった男、修羅場をか…

俺、私立探偵、乾宗十郎は、一人の男から依頼を受けた。彼は一応成功した会社の社長、学歴もなく、努力だけで今の地位を勝ち取った男である。 美しい妻、郊外に庭付き一戸建ての住宅、車は二…

主人公の吉祥はひょんなことから、特殊能力を有事に扱う組織の一員となる。 同好会のメンバーと親好を深めながらも、その力を強めていく吉祥。 しかしながらその言動にはどこかおかしげな…

何年も前にフラれたはずの俺に幼なじみが告白してきた！　なんで今さら、と思うものの彼女は真剣な表情で――？ ※※※ なろう、pixivにも同タイトルで掲載中。