「月一」を含む小説

一年365日、それぞれの日には守護する神さまがいて、地の底にいるという人喰い鬼が地上に出てこないよう監視している。ただ、閏年の2月29日だけは見張る神さまがいない。そのため家に閉…

ＫＡＣ2020　その１「四年に一度」用参加作品です。 どうして即興で思いついたアイディアがこれになっちゃうのか……。

麗らかな春の田舎道で僕は未知との遭遇を果たす。Ｃ型小惑星から名を改めた、万華鏡生物 2020年１号。それは世界を驚かせた、気さくで好奇心旺盛な宇宙人だった。 作者・管野月子 ©…

四年に一度の肉の日だったので書きました。 KAC20201　お題「四年に一度」用短編。 オリンピックの新競技で金メダルをとった「ぼく」は、金メダリストしか来れないという島でくつ…

　四年に一度訪れる2月29日に僕は別人格になる。 　そのとき何が起きているのか僕は何も知らない。 　もう一人の「僕」はいったい何をしているのだろうか。

つつみくんは妖怪だ。マシュマロのような体躯で、何かを包み込むことに全力を捧げている。 子供の頃に彼と出会った『僕』の人生は、やがて――。 何だこれ、何だこれ……な脱力系コメデ…

断捨離でなにか１つを失うと新しく１つが手に入る。 自分に一番向いているものを探すために失い続ける。 あるとき、なんとなく続けたくなるものが見つかると……？ ↓前回の投稿↓ …

秋も終わりの桜並木。超絶女嫌いで元・不良の篤に馬乗りになったのは、美少女転校生の相原優月。一ヶ月限定の恋を突きつけた優月には絶対に言えない秘密があり…。何も知らない篤の戦いのゴン…

月に兎が餅つきしているように見えるって話を独自の解釈で物語にしました。

凄まじい闘いぶりに『吸血鬼』とまで謳われる軍人。 勲章を受け取らない彼のもとへ遣わされた説得役の『私』だったが――。 途中までホラー、途中からは……な短編。スペースと改行省い…

吸血鬼（ヴァンパイア）と呼ばれる存在が、どのようにして生まれたのかを考えて思いついた短編。それは「死に最も近いもの」でありながら、「決して死に交わらないもの」…… ◆◆◆ 自分が…

小さい頃から、好きな童謡。 美しい画のような、うた。 月の沙漠を はるばると 旅の駱駝《らくだ》が ゆきました 金と銀との 鞍《くら》おいて 二つ並んで ゆきました 金の鞍《…

なんでも徹底的に否定してしまうデカルトちゃん。 ひねくれた正確にも関わらずなぜか人気者。 友だちはデカルトちゃんのお祝いをしようとするが……？ ↓前回の投稿↓ 『完全炭素系…

とある刑事が、自身の受け持った事件について語る。 それは、とあるアマチュア作家が、街角で突然『溶けた』というもので――。 リアリストに突き付けられたファンタジーじみた現実。ス…

三年前、僕は君と道を別った。 君は自分の道を行き、僕は社会のレールを進んだ。 不器用に社会の波に乗る悩める若者の回顧録——。 ※こちらの自主企画さまに合わせて書き下ろした作…

部活を引退した高校３年生の７月。一機(かずき)が大学受験のために選んだ未来塾。しかし、そこは、普通の進学塾ではなかった……。「大学受験はどうでもいい…」と説明する講師。騙された……

「死ぬなら此処と決めているのです」 旅の最中、突然見知らぬ老人に話しかけられた僕。 交わした言葉は少ない。だけど、やがて僕は知る。老人の思いを。そして祈る。 《その日》が、…

(満）月一更新のつもり。 テンプレ異世界ものになるかは謎です。お話書くの難しい･･･(小並感） ドバッて書いてまとめて投稿。

とあるバス停に、晴天でも雨合羽を着ている青年が居た。 利用者達は皆、知っていた。彼が雨合羽を常に着ている理由を。 けれど、本当は皆、知らなかったのだ。 ――何故、その雨合羽を…

死刑ができなくなった世界では変刑という罰により 人間であることを失わせるようになっていた。 蚊にされた兄を持つ家族は徐々に壊れていって……！？ ↓前回の投稿↓ 『私より重い…