「カクヨム 円城塔賞」を含む小説

幼馴染のお小夜が、首を吊った。

【週間ランキング最高69位ありがとうございます！】 高校生の時、「僕」の友人である「彼」は、何においても常に僕の一歩前を歩んでいた。 成績も、スポーツも、容姿も、そして――文才…

第一回きつね童貞文学小説大賞に寄せて書きました。 童貞は、自意識と理想とプライドが膨れ上がり、やらない言い訳を重ねてスタート地点にすら立とうとしない者が拗らせがちだと思っていま…

僕が恋した君は、まもなく「人魚」になってしまう。 ＜第六回こむら川小説大賞参加作品（お題「逆境」）＞ ＜カクヨムWeb小説短編賞2023　「円城塔賞」応募作品＞

たとえ世界が私を憐れみ蔑んだとしても、私が自身をみっともないと笑ったとしても、私は別に悲しくありません。 ＜第六回こむら川小説大賞参加作品（お題「逆境」） ＜カクヨムweb…

「ミルクティーが甘くなるように水飴を溶かすから。」 4つの物語を順番に読んでいけば、この言葉の意味が分かるはず。 ミルクティー、ラムネ、砂糖水、水飴の4つの「甘さ」とそれに伴…

【逆境】 苦労の多い境遇。不運な境遇。(goo辞書より)

トラブルという名の害虫は、知らないうちに日常を虫食んでいる。等身大の煩悶を届ける美代子のショートショート物語。 【追記】この度、カクヨムWeb小説短編賞2023に参加することに…

この頃の己れというものは、いったいぜんたいどうしてしまったのか、焦燥に焼かれながらも何をするでもなくお空の青いや星々を眺めるばかりで、ただ、寝て起きて三度の飯を食べ、その後に決ま…

工学博士鮭延郁人が、今やまさかの流行病で死ぬ。俺澤田忍は、郁人が最後に研究していた楽器ジェネレーターを引き継ぐ事になる。その過程として、東麻布のクラブ：キャンディでＤＪ補佐をする…

夕陽を眺めるのが好きな11歳の僕は、港で綺麗な女性に会った。 どうして今まで忘れていたのだろうか。　 ※この作品はフィクションです。実在の個人、団体、地名、天候、科学とは関係あり…

　

2023年、全てのがん細胞に発現するACC-23受容体が発見された。 このACC-23受容体は癌細胞の増殖過程に深くかかわっており、このACC-23受容体を阻害することで、癌細胞…

遠い未来、遠い宇宙。人類は地球を飛び出し他の星で暮らすようになっていた。 そんな中、ある国では新領星を選ぶことになり、その作業室の中で「私」と「君」はただ話をしている。 自主企…

小雪混じりの関東圏。神奈川県全域並びに隣接地域で大停電が起こる。そしてアメリカ海軍将校の通達で、Lady Vanishと。 状況が詳らかにされて行く中で、小田原市が消失した事が…

カクヨム公式レビュワー・カフカ様よりレビューコメントをいただいた作品です。 　とある夜カフェで、伊織は年下の泉という青年と出会う。 　伊織は自分の容姿が優れていることを理解して…

　AIが産まれゆく、そして人類を置いていくのかいかないのか。なんだか先行き不安なこんな時代。 　こんな時代に絵を描き、曲を作り、物を書く、ということについての考察を自分なりにし…

ある日、男はショートケーキに発情してしまった カクヨムWeb小説短編賞2023円城塔賞最終選考作品

朝起きるとナポリタンのにおい。 文フリ用に書いた短編を１年越しにカクヨムでも公開。

「お父さん、私が誕生日にプレゼントした電気シェーバーどうしたの？　いつもの場所に見当たらないんだけど？」 「ああ、あれか。悪い悪い。あれなんだけどな、お父さんまた失くしちゃって…