「文学 恋愛」を含む小説

カズノブ叔父に捧ぐ

『世界がすごく綺麗だから。私、明日、死のうと思う』 授業に出られない僕が図書室で見つけたノートは、見知らぬ少女が書いたWill and testament （遺言）と言う名の S…

小説投稿サービスを通じてある男性と知り合う少女。 初めは素敵な作品を書く方だ、という尊敬から、次第に気持ちが変わっていく。 少女から乙女へ。そして乙女は現実に打ちのめされる。 悲…

過去の出来事がきっかけで心を閉ざし、お菓子作りができなくなってしまった少年、高部ヤマトは無気力に日々を過ごしていた。 文化祭が近づく中、クラス委員長の花沢ヒロミから文化祭実行委員…

文明開化に沸き立つ時代。その波は菓子の世界にも押し寄せてきたが、和菓子屋の娘、杏は食べたことがなかった。初めて食べたのは憧れの人が作ったアップルパイ。そこから始まる礎の物語。 …

140文字小説を通して物語を書くことに慣れながら楽しみたいと思います。

「竹藤平嗣は何もこの日に外に出ることもなかったなぁと大雨の下でしみじみ思った。 吉祥寺の駅舎を降りたその途端、雨が強まったたのである。くそ、ついてねぇな。そう悪態をついてみたとこ…

遠洋漁業や潜りの家業を手伝うキヨシは、台風で親父と船をなくす。途方に暮れ房総半島から上京し、職を転々としていたある日、雀荘で知り合いのヤクザからスカウトされる。漁師らしくガタイが…

ロバート・デニーロ、タクシー。 より、連想。

結婚直前の婚約破棄。失意の中、追い打ちをかけるように洗濯機が壊れた！　やむなくコインランドリーに行ったら、乾燥機の中からアフロの悪魔が現れて、どんな願いも叶えてくれるというが………

「――絶対に寂しくならないおまじない、かけてあげる」 　家の引っ越しの都合で転校する日が迫っていた僕は、ある日、昼休みの学校の校庭で、いじめられっ子の優子ちゃんに突然チュウを…

彼女は僕のビジネスパートナー。僕らの関係はそれだけで、以上も以下もない。 夜の街に沈む彼女を誘い、その姿を、ただ見届けるだけなのだ。

突然と消えた月。 その影響で地球は破茶滅茶になった。 そして、皆が地球の最期の時を待っていた。 そんな中、武蔵野連隊は消えた月を探すため今日も武蔵野を探索していたのだった。 しか…

高校生の俺──甘木創（あまき・つくる）は、久しぶりに藍川真夜（あいかわ・まや）と会う。それは、いつかした「一緒にアップルパイを作って焼き立てにバニラアイスを添えて食べる」という約…

２人がコーヒーを飲みながら話す姿をお楽しみください。 ＊＊＊ 過去にpixivで掲載した二次創作小説を少しアレンジしたものです。 自分も気に入ってるので、ここでも掲載します。…

空も海も風も悲しみも全てが下らない。それは己が瞳が腐っているから。 本当はきっと美しいのに。

　親友、紅崎藤の自殺未遂。 　なぜ、彼女は死をえらばねばならなかったのか。 　浮気、二股、サッカー部の人気者との噂。 　次々と明るみになっていく、私の知らない親友の素顔。 　な…

「ボーイミーツガールで恋愛じゃない」というと、多田に笑われた。 彼は、男女の友情は信じないという。 「そんなものは、この世に存在しない」 と言われて、とても傷ついた。 私には、イ…

小学校五年生のさやかは、夏休みに花屋できれいなお姉さんと知り合います。 プールに通いながら、そのお姉さんと親しくなり、お姉さんのことを想うようになってゆきます。 ところが……。

※こちらは2021/9/26に「第九回文学フリマ大阪@天満橋OMMビル」にて頒布予定の「The Next Week's Hero」の試読版になります。 【通販始めました】 ht…