「ホラー・ファンタジー」を含む小説

　俺は「よしだかねよし」。漢字で「吉田兼好」と綴る自分の名前が結構煩わしい。 　京都の大学で３回生を迎えたが、鍋底の土地で過ごす夏は常軌を逸して暑い。 　図書館の空調は工事中、自…

この世は４つの世界でなりなっている 人間界,地獄界,天界,妖界… その界と界の境に存在する図書館の主・詩音と司書の五月,村雨の3人で結成されている奇怪探偵団。 次々に起こる奇怪な…

「夜見る夢」の中でも、特に印象に残ったものを厳選した短編集です。 作者が夢を見るか見ないかで、更新速度が変化します。 内容はジャンル問わず、オムニバス形式です。

天魔によってあの世とこの世の境界が曖昧になった世界。 その世界には生きている者も、死んでいる者も、妖怪も、ありとあらゆるモノがはびこっていた。そんな世界を元の姿に戻すべく、地獄の…

とある街の寂れた雑貨屋。 名を黒猫屋という。 やる気のない女店主は今日も嘆く。 「現代人はすぐ呪いたがる」 もはや口癖のように呟く。 ガラガラ。 入り口のスライド式のドア…

エイボンは、何のためにエイボンの書を記したか。晩年の大魔道士と、知られざる最後の弟子の物語。※ホラー要素はそこそこ程度です。

長編の筆休めがてらに思い浮かんだちょっとした小話をお見せいたします。 どうぞみなさん、ごゆっくりとおくつろぎください。

エイボンは、いかにしてツァトゥグァを知ったか。かの大魔道士がエイボンの書に記さなかった、若き日の物語。※ホラー要素はそこそこ程度です。

すこしふしぎな短編集です。上から新しい作品が並んでいます。 それぞれの話はリンクしていませんので、お好きなところからお読みください。 暇なとき、気分に浸りたいとき、すこしお時間を…

ぴくしぶのグループスレでテキトーに書き散らかした作品ともいえない作品のカケラたちをとりあえずで纏めて置いておく場所です。 一旦完結にしてありますが、また増えたら持ってきます。 …

人肉を食べること。狭義には，その社会の中で宗教的儀礼として認められた食人の慣習をいう。人肉嗜食（ししよく）。食人。（大辞林より引用）

「ねぇ？１回死んでみない？」 集合時間よりかなり早く来てしまった少女はその暇な時間をどう使うか考えながらスマートフォンを取り出した。「ッッ！」「うふふ。こんにちは～」誰もいなかっ…

いつの間にか深海を走る電車に乗っていた少年。 少年はそこでひとりの少女に出会う。 電車から降りるために、少年は「答え」と呼ばれるものを探す…… 一話一話は短いので、よろしければ…

なんでもない放課後、突如として学校に現れた悪霊たちをやっつけるべく、 インド生まれイギリス育ちの転校生サリーちゃんが、 不浄の左手と破邪の右手を武器に戦うぞ！ 第20回文学フリ…

　パラレルワールドの大日本帝国を舞台にしたダークファンタジー。 　第一の主人公を綾小路家の女中・伊原咲、第二の主人公を咲の主人・綾小路蘭子とする奇怪な群像劇の第一夜。 　 【梗概…

運命は決められている。 主人公、思井草太は気がついたとき見知らぬ部屋にいた。古い床、古書の香り。どこまで突き抜けているのか、わからないほど遠く、暗い天井。 その部屋に、埋もれるよ…

人が連続で悪夢を見るようになった時、『夢喰い布団』は現れる。今宵、俺の部屋にも、そいつが敷かれていた。