「残す」を含む小説

力を使う必要がない人々の協力によって安心できる社会は作られていた。 しかし、その現実にたえられない人間達を必要悪としてみなす社会全体と理不尽な権力者によってある一定の条件を満た…

　高校二年生の友郎《ともろう》は、通学中に出会った他校の愛那《まな》に密かに思いを寄せていた。なんとか彼女と関係を持ちたい友郎は、「名前を書いた人と必ずデートができるが、その後お…

１５７５年　武田と織田・徳川連合軍が激突した長篠の合戦。攻め寄せる１５０００の武田に対し、長篠城を守るのは、２１歳の若殿「奥平貞昌」率いる５００。５月８日、城への総攻撃が開始。必…

永久凍土の研究グループにいた僕（美能陸）は永久凍土ウィルスがもたらす人類滅亡の論文を完成させた。誰にも見向きもしてもらえなかったのだが、そんな中、未来予知が出来るという涼香だけは…

幼年期からの寄宿生活を終えた少女ディアナは、幽閉された母に会うため伯爵夫人の愛人となった。 苛烈な人柄にもひるむことなく望みを果たす機会をうかがうディアナだが、母を救う力はなく─…

ルビに漢字が使えるということが面白く、試しに書いてみました。 方言の意味に合う適切な言葉が無く、若干むりやりにルビを振っている言葉もあります。 無自覚な方言にはルビが振られてい…

死んだはずの山口光太は、死後の世界と思しき映画館でエンドロールを見せられる。 誰の名前も残らなかった、自身の名前だけが流れる冗長なエンドロール。 「さっぶい人生やな、君」 …

小説短編集です。 気ままに書き連ねていきます。 楽しんで貰えたら幸いです。

12月26日なんのイタズラか私の人生では信じたくない出来事が連続しておきている。現在進行形だ！

双葉工業高等専門学校(通称：双葉高専)2年生の青山透莉(あおやま とおり)は考え事をしながらある路地へ通りかかる。その路地は迷い込んだら戻れない不思議な路地だった。 一方、時を同…

学問を愛するつくしと、青物問屋の次男坊にして好色な色男満月。幼友達二人の友情と、それぞれの恋の物語。

※完結しました。 ※2024年６月１日（土）（1221記事目）〜 2024年7月16日（火）（1269記事目）の記事が掲載してあります。 ※Season１１（https://k…

発表済みの短編をまとめた短編集【第16弾】です。 ジャンル不問。短編数は「25」。 ―新作「タイラント・キリング」 ※（前世シリーズ：本編に繋がるサブエピソードです） …第15…

『✕』カクヨムコンテスト８「短編・私小説部門」中間選考落選作品です。 落選したコトは、それほどショックではありません。当初の目的の「クソ親父に対する怨み、つらみを世間に晒す」と、…

※タイトルからは想像できない、重めのヒューマンドラマです。ご容赦ください。 　外宇宙からの侵略者との戦争から約一年半。戦争の爪痕は未だに残り、各国は復興のため奮闘し続けていた。…

西暦2037年 最先端医療技術のコモディティ化は世界の人口を108億人に押し上げる結果となり人類は新たな局面を迎えていた。 食料不足による領海戦争、化石資源の枯渇により過去の人工…

'俺のせいだ！' 周りは廃墟が広がり、人影は無く、僕と美咲しかいなかったこの世界。 ある日探索に行っていた僕は廃病院を見つけるが、正体不明の黒い人物が「大切な人がいなくなる」言い…

かつて溢れていた魔物が滅ぼされた。永年の闘いの果て、タルトという魔術師が魔王に立ち向かい、倒した。その偉大なる実績を歴史に残すため、タルト天皇の記憶を引き継いだ者が大陸全体を唯一…

もう薄れてしまった記憶をもとに、残すために書いたお話です。 どうか皆様におかれましては、ただのいち怪談としてお楽しみください。

主人公は、湘南の海辺でサーフィンを楽しむ四人の若者たち。夏の終わり、彼らはツクツクボウシの音色が奏でる学生街の喫茶店で、不思議な女性の帆夏と運命的な出会いを果たす。六年前、土用波…