「都市伝説」を含む小説

　仲良しの若い男女二人が部屋でだらーっと過ごしているとき、不意に男の方が言い出した。どうやら幽霊話でも聞かせて、彼女を怖がらせようという腹づもりらしい。男はまず、オートレースの幕…

冒険者ギルドの酒場で酒を酌み交わす３人の日本人、ダンナ、ヤスハラ、タカシ。 酒のつまみに転移前の話など身の上話を交わします。

田舎の温泉宿に来た主人公。何かに導かれるように立ち寄った窯で、窯元の青年に告げられた謎の言葉「黒ろくろ」とは… カクヨム公式自主企画『怪談・都市伝説・昔話の二次創作大募集！！ …

昔、ある村に老夫婦が住んでいました。 ペットに雀を飼っていました。 ある日、雀が洗濯糊をなめてしまったので、怒ったお婆さんは雀の舌を切って家から追放してしまいました。 お爺さんは…

暗い夜道を進ませるのは、あの人への想いだけ。 何よりも眩しくて、暖かい。あの人の持つ優しさ。 求めていたのは、ただそれだけの筈だった。

七月。出淵次郎は亡き妻の新盆で、娘親子を出迎えた。目に入れても痛くない四歳の孫娘を抱っこしながらテレビを見ると、お昼の怪奇・心霊特集番組が始まった。コーナーが怪談噺「牡丹灯籠」を…

帰宅途中、誰かの足音がずっとついてくる。とっさに妖怪『べとべとさん』ではないかと対処するも、全く解決しない。そしてそのまま家の中まで入り込んでしまう。 色々とその正体について考…

思い出の山に彼女と出かけた男。 そこで見た物とは。

ある心霊スポットを訪れたオカルト研究会の部員たち。 彼らはひょんなことから、真夜中の公衆電話で、都市伝説を試してみることに……

口裂け女の噂が流れる中、町で不可解な事件が起きる。口裂け女の仕業なのか？調査に乗り出す新聞部のあいり。たどり着く口裂け女の真実とわ。

「友人の体から〝糸〟が伸びている」という相談が『不可思議なレファレンス』に依頼された。 　不可思議なレファレンス担当——御前と書いてミサキは、普段はおなじ図書館に併設されたカフ…

残暑厳しい夜。 彼は幼女の人面犬と出会った。 彼女は病気の母の為に薬を探していると言う。 それを聞いた彼は彼女に案内されて母親の元へ……だが。

嘘の話なんだけどね。 どうして関西できつねうどんが定番で、関東ではたぬきそばが定番か知ってる？ 知らない？ じゃあ、聞いてくれる？ 嘘なんだけどね。　

踊り連を構成するのはニッと口角を上げた善人ばかり。世界を牛耳る秘密結社・フリーメイソンの都市伝説まで飛び出して。

　今は昔のそのむかし。河内の国に生まれたとある若君は、姫君として育てられました。やがて若君は数奇な運命の下、大きな鉢を被ったまま彷徨うこととなり——。 　何故鉢をかぶせられたの…

桃太郎は、イヌ、サル、キジをお供に、鬼退治へ鬼ヶ島に向かう道中、「鬼どもに襲われた」と聞き、急いで追跡した。そして、一人の鬼に追いつき、対峙するが……。その正体は、まさかの美しい…

彼女の家は築百五十年の古民家。 初めて訪れたその家では、不可解な現象が相次ぐ。 「……ごめんね。この家、出るのよ」 「出るって……何が？」 「……座敷わらし」 果たして、その正…

最近のオレはまったくツイてない。 大学の講義もバイトも下宿生活も何もかもイヤになった。 酩酊散歩で憂さ晴らしでもするか。

あたしきれい？ 彼が見たものとは。

『なかもず駅』の次の駅に取り込まれた者は、生きて帰ることはできない――。 　ある大学の研究室に所属する竹田和也は、『梅田発なかもず行き』の都市伝説の調査を開始する。その矢先に、…