「ほしい」を含む小説

ある春の日。 そのお客様はわたしが営む眼鏡店へ、開店と同時に来店されました。 そして、オーラがほしい、と、おっしゃり…

　繁華街から少し離れた入り組んだ路地にひっそりとある『有幻メンタルクリニック』。 　医師の有幻裁人《ゆうげんさばと》と看護師の天野皐月《あまのさつき》の二人で営む小さなクリニッ…

ふとしたことって、ないですか？ 眼鏡がないと探せないのに、肝心の眼鏡がない。 憂鬱な今日の始まりだというのに。 KAC20248　お題「めがね」参加作品です。

健康診断でほとんどの項目に要検査と記されていた才。 その中でも一番問題だった視力をどうにかすべく、宝は才を連れて眼鏡屋さんを訪れた。 ※『宝物と屑』の番外編です。

「小説とはなにか」という問いを、「正しさ」という観点から掘り下げる。作りごとである小説はなぜ人の心を打つのか、小説の「正しさ」はどこから生まれ、どこへ向かうのか。小説を読む人・書…

私の名前は秋山 日彩、自分で言うのもなんだが俗に言う陽キャと言うやつで、クラスでもそこそこの立ち位置で割とモテるし…楽しい学校生活を送っている。 そんな私に…何故かクラスの根暗…

　大島竜平はおかしな夢を見た。夜の教室で自分の席を愛おしそうに触るセーラー服の少女。起きた時には遅刻ギリギリ、大慌てで登校し、遅れそうになった理由を幼馴染の八木悠に問われ、夢…

恋人に究極の質問を投げかけられたブラック。冒険者なら誰もが聞いたことのある台詞だろうそれは、例外なくブラックにも向けられた。「命の危険があるんだから、別の仕事をしてほしい」恋人は…

気づいてほしい。 でも、気づいてほしくない。 そんな思いをこめて、私は貴方の色を纏う……。

魔女のママからもらったカリルの自慢の魔法のパレット。クラスメイトの皆はうらやましがり、貸してほしいとせがむが、唯一、ミクだけは借りようとはせず、自分のパレットを使いたいと言う。 …

雨原総合調査室へ依頼が来た。内容は最近、自己判断で【処分】したものについて世間的にどう処理されているのか調べてほしいというものであった。 「スマホとか身分証明書とかは消してもら…

田舎で野放図に気楽に育った公爵令嬢シャルロッテは、王太女マーガレットのメイドオブオナーの候補として訪れた王都で、侯爵令嬢の美貌のコーネリアとマーガレットの弟であるアンリ王子の婚約…

「推しにハマる女の子ってバカだよね」そんな冷たい視線を感じざるを得ない今日この頃。こんな私にしたのは親とか世間のせいじゃないのかな。そういうショートストーリー。

殺し屋が殺せない相手と出会う最終回です。 小説家になろうでも公開しています。

「私ね、色を操れるの」 藤井庵は図書室で、色森いろはにそんなことを言われる。そして、その能力を使った実験に付き合ってほしいと誘われた彼は、とある提案をするのだった。

駿河結介は七節町で事務所を構える私立探偵。この男は探偵業一筋で生きてきた。少しばかり頼りないが、正義感が強く、仕事にはまっすぐに取り組んでいる。 ある秋のこと、駿河は家出人捜索…

「お道化てビエロ（おどけてびえろ）」 短編＋掌編の二本立て。微エロですが、直接的な表現はありません。 微エロを使ったコメディ短編となります。 ＃相談者サンプル 　…相談をしたら…

魔法少女ってのは地域に一人はいるらしい。 そしてこの町の代表として選ばれたのが俺……ってわけなんだが、 はあ？ かつての魔法少女を名乗る幽霊と融合して魔法少女と化す小学校勤務用…

黒歴史放出祭参加作品。 本文内には一部生理的に不快な表現がありますことをご了承ください。まあ、タイトルの通りではありますけれど。

「7」回目のお題として「色」が出ているというのは、要するにテーマを虹にしてほしいって言ってるようなものですよね。 なので虹を題材にして考えました。カラフルな物語です。