「怪談 あやかし 妖怪」を含む小説

そんな存在の噂を今まで聞いたこともない。 けど、それは唐突にあなたの前に現れた。 奇妙にて奇怪、それはそんな存在だった。

第二の人生は田舎でのんびりしたいと思っていた磐永　花。 彼女の夢は一人の男によって脆くも崩れ去った。 「お前が生け贄か。」 美しい銀髪に整った顔立ちの男は、そう言って不敵な笑…

どこを見ても同じ景色にしか見えない。斜面を下っても崖を登っても、獣道を辿ってみても一向に山道に戻れない…… 山道に積み上げられていた小石。あれを崩しさえしなければ……

『伊勢物語』をもとに鳥山石燕が描いた妖怪画『鬼一口（おにひとくち）』。 その絶望たるや、と思いつつも、美しいと思ってしまう絵です。

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

ある日、見たこともない異形―隠（おに）という存在に突如襲われた天見柚月（あまみゆづき）は、怪我を負った妹の奈留（なる）を背負ってあてもなく暗い森の中を逃げていた。 けれども逃…

ひょんなことから探偵事務所の所長を務めている女子高生の二階堂咲希《にかいどうさき》。 そんな彼女の下に舞い込んでくる依頼の多くは曰く付き。 おまけに所員達も曰く付き。 そして今回…

【魔法のiらんど大賞2022最終候補作】 新しい家と仕事を探していた七森優人は、所長の環にスカウトされ『明石家あやかし派遣事務所』で働くことに。 それは主に妖怪や幽霊など『あや…

目が覚めるとそこは、知らない場所だった。 暗がりの中、話しかけてきたのは————。 『刑部姫』の二次創作。 BL、としましたが、そうしたい、という意思表示です。 二人の出…

生臭坊主である隆光は、山姥の悪霊と化したその女に追われ、絶対絶命のピンチを迎える。手元にある武器は死んだ父親から送られた三枚のお札。生き延びることはできるのか！？

主人公の女性は、佐渡島を旅行した際に、ある石碑を侮った。 それがために見上げ入道という妖怪につけ狙われ、一緒に旅をしていた彼氏を叩き殺されてしまう。 その妖怪は、日にちをかけてじ…

百物語とは、怪談会の一形態である。 百の行燈あるいはろうそくを用意し、怪談を一話語るごとに一つづつ灯を消して行く。そして最後の話、百話目を終えすべての灯が消えるとき、恐ろしい本物…

何でも御座れ、何もかもがそこに揃う、見世物小屋。 そこに居座る噺家が、奇妙奇天烈な話を唱えるそうな。 治安も何もありゃしない。自由が渦巻く怪しきを、とくとご覧あれ

古い家で眠る時の少し不安な感じを話にできたらと思って書きました。 怪談になっているのかどうかわからないのですが。

祖父母の家の近くには裏山があった。その山で散歩をしていると次第に奇妙なことが起こり始め…。

昔書いていたものが発掘されたので供養の為に投稿します。

元禄十四年（1701）板の近世怪異小説『好色百物語』の現代語訳です。 好色をテーマとした百物語系の怪異小説なのが特徴で、近世怪談本のジャンルの幅広さがわかる面白い作品です。 【…

『伽婢子』『宿直草』と共に、近世怪異小説の一源流とされる『曾呂里物語』は、伝承説話等からも話材を得ながら、『諸国百物語』等の後の作品にまで影響を与えた、近世怪異小説の歴史において…

実話ベースの恐怖体験です。 15年程前２ちゃんねるの洒落怖スレッドにて「天狗男」として活動。 現在、再起動しまた定期的に体験談を投下していけたらと思います。 特定を避ける為、…

祖谷地方の深い山の中。月子と母とユキちゃんが三人で暮らす古い大きな家は、「お化け屋敷」と呼ばれていた。