「食べたいです」を含む小説

　主人を無くして、その悲しみからも立ち直って、私はやっと一人の生活に慣れてきた。 　それでも、全く寂しくない訳ではない。 　それを察した様なタイミングで、息子が顔を見せてくれた。…

　周期的に会う一組の男女。奇妙な会話を交わしながら、朝の町を歩く。 　KAC20246の「トリあえず」がテーマの作品です。 　よろしくお願いします。

「……鶏肉が食べたくなってきたな……」

「巣立ち雛」を知らずに保護してしまったが、人間の与える餌は食べてくれず……。

ハーピーの幸山さんと逃げた鳥を探すお話です。 至って普通の青春恋愛モノ。 ラブコメ寄りにするか迷いましたがそれじゃいつも通りすぎて芸がないなと。 KAC2024 ～カクヨム・ア…

　金なし、職なし、彼女なし、そんな三拍子が揃っている俺はなんと恋愛RPGのモブ悪役貴族に転生してしまった。 　なんてこった……。 　こいつは怠惰すぎたせいでめっちゃ太ってて、…

KAC6回目のお題「トリあえず」で書きました。 空腹の時、人は目の前の小鳥を食べるのか食べないのか――という話です。 前作（KAC5回目）の参加作品のタイトルにすでに「とり…

理想のトリ料理フルコースを考えようという、漫才風のテキストです。 ※KAC2024の六つ目のお題「トリあえず」に応えた掌編。

ヨリトはルイカから手紙を直接受け取った後、ジュンと会うことにした。 手紙の内容を知り、ジュンが話していた予感は的中し、 ヨリトはジュンにルイカの気持ちを受け入れるにはどうしたらい…

ある学校のクラスで給食の食べ残しが頻発していた。 担任はその状況を見かねて、『給食日誌』を当番の生徒に書かせるというルールを作った。 その日に残った給食、なぜ残ったのか、そして…

色を食べ、そしてその色の物体を操る能力をもつ色人(しきじん)。平凡な高校生・藤崎あかりの前に現れた色人たち。彼らの目的は、普通の人間に戻ることだった。そして、あかりの体には色人を…

ある日、僕ともう一人はここにいた。なんの脈絡もなく、僕はここにいて、目の前に君がいたんだ。僕らは寄り添い、生きていく。果たして僕らはこの世界で何を見て、何を学び、何をなすのか？K…

　読者様には、800エピソード攻略法に役立つ(かもしれない)方法を。 　小説などを執筆する作者様には、この機会に読者様を自分のところに呼び込む(ことができるかもしれない)方法を考…

一人のエルフがいた。1年に1回起き、魔物を食べて、寝る。 今年はサンダーバードを食べる年だった。 複数の魔法を使い、脅威の雷鳥に挑むエルフ。 その様子を見て、料理役のオークは何を…

ショッピングの帰りに苺大福を買った結菜。家族みんなで食べようとしたら、なぜか一個足りない。

異世界転生し前世の記憶を取り戻してから混乱する私を支えてくれたハロ。彼女に成人祝いに何がいいか聞いたところ、帰ってきた答えは「トリあえず」だった。なにそれ？

僕は彼女にお願いをする。 「トリあえず、そこを空けてくれ」 だが彼女の怒りは収まらない。 無性に天津飯が食べたくなって作っていただけなのに。 むろん、彼女の分も作る気だ。 それ…

概要 　今から六十年前に原子力潜水艦オリオンがなぞの沈没事故を起こした。生存者は外で水生人間と戦っていたもの、潜水艦から脱出した物併せて二十人。 　六十年後、原子力潜水艦オリオン…

母親と兄弟の元を離れ、狩りに勤しみ生きてきた彼の、初めての冬の話

どうしても食べたかった後輩の為に、奮闘する先輩。いい先輩です。一生ついていきます。