「ねえね」を含む小説

ねえ、君はなんのために生きているのかな？　何のために死のうとしているのかな？ 異世界に召喚された『僕』は、魔王討伐の目前でパーティーを裏切り仲間に刃を向けた。 理由は、魔王の全…

島津大輔は、行き違いで自分のもとを離れたエリスを追って旅に出る。 家族の反対？　惣領の自覚？　そんなの関係ねえ

蒸し暑い夏の午後、しなやかな素足に藍の鱗。 柔い生地のワンピース。締まった膝頭に絡みつく美しき蛇。 僕の頭に焼きついて離れない、遠い日の情景が夏ごとに甦る。 藤香。君の蛇は健や…

運命によって対決を定められた勇者に密かに恋心を抱く魔王。 そんな魔王が、ある日突然勇者から「ねえ魔王様……今日は魔王城に泊って行ってもいいですか」なんて言われたもんだからさあ大変…

「ねえ、先輩。口説いてもいいですよ？」 アサちゃんに出会って、僕は自分のことが嫌いになった。 大学2年生の春、サークルの新入生歓迎会で見かけたかわいい女の子、アサちゃん。 写…

　大橋さんのお話をしよう 　大橋さんは可愛くて、胸が大きくて、しっかりしてるように見えてその実隙だらけだ。 　そんな大橋さんはいつも大きな瞳を爛々と輝かせ、僕の元にやってきてこう…

成美は人づきあいが下手な少し変わった女の子。成美の母は幼いころにいなくなっていた。 近所のおねえちゃんや同級生、女子高で出会う形だけの友人。 忘れられていたトラウマと、在日韓国人…

KAC10まで全て書き終えたオレの元に、カクヨムマスコットのカタリくんが図書券を届けに来てくれた。 これはいよいよ長年知りたかった謎を聞き出すチャンスだ。 「ねえ、キミって本…

そこに居ますか？

【カクヨム三周年記念選手権︰8日目】 姫野ティアラ姫、坂口文三郎、山田重子の三人は、変な名前の三人組として有名だった。 同じ悩みを持つ三人は、何となく集まるようになり、「ものぐ…

長い長い悪夢から覚めた僕は、一人の少女に出会う。悪夢を食べにきたという彼女と様々な夢を渡り歩く中で、少女は一つ嘘をついた。祈りをこめた、優しい嘘を。 『カクヨム3周年記念選手権…

小さい頃、仲良かった友だちと約束した事、覚えていますか？ ※カクヨム3周年記念選手権5日目参加作品

とある理由で亡命を余儀なくさたポートファリア王国の王女・サラ。しかしその護衛を任されたのは、盗賊・ゼジルという野蛮そうな一人の男であった。 サラははじめ、不躾で乱暴者のゼジルを嫌…

大好きな三崎くん。たまに三崎くんがなんなのかわからなくなる。 「ねえ、知ってる」 「吸血鬼が出たんだって」

【カクヨム3周年記念選手権　3日目】　シチュエーションラブコメです。一見クールビューティのおねえちゃんを心配する妹ちゃんのお話。ただ、妹ちゃんはワケアリで……。甘甘になっています…

暁（あきら）に買い物をおねだりする朱莉（あかり）　さて、買ってあげるのかな……？

先行研究もろくにない分野を熱心に研究したが、卒業後は大学院に進学しなかった僚。諦めきれず、一念発起し社会人入試で院へと進学する。そこにはかつての後輩、友谷が所属していた。僚が研究…

カクヨム3周年記念選手権　お題『切り札はフクロウ』 図書館で憧れの先輩を見つめ、そして先輩の借りた本をまるでストーカーのように借りて帰っていた。 その日も先輩のことを盗み見てい…

　ここは代々木の体育館。 「一本！　それまで！」 　剣道の大会が行われていた。 「カッコイイ！　私、強い人大好き！」 　クラスメートの猿野楽子と代官山男は剣道大会を見に来ていた。…

――古来より人間共の友として進化してきた種族が犬共であるならば、古来より人間共の上に君臨し人間共の王として人間共を使役してきた種族は間違いなく我々、猫である。生まれ持った「カワイ…