「短編 中学生」を含む小説

「合格発表の日に一目惚れしました！」 そう言って彼女は初対面の俺に告白した。 誰かと勘違いしていることは明白だった。だって俺は合格発表の日、体調を崩して寝込んでいたから。 彼…

　ある事をきっかけに、一ノ瀬優衣は自分の好きな人、小鳥遊蓮の『理想の告白場所』を知る。 　でも小鳥遊には、好きな人がいた。 　失恋したにも関わらず、優衣はそれでも自分の想いを…

黒い少女は彷徨った末に通学路に佇む。 誰にも関心を持たれない自分に苛立ちを募らせた。 その時、中学生の少年に出会う。何かに気づいているようで、 目が離せなくなる。逆に気づいたこと…

内気な中学生川波春花は、同じ美術部の遠藤颯大のことが好き。 けれど、自分の気持ちどころか、「ありがとう」とか、「一緒に帰ろ」すら口にできないでいた。 卒業までに思いを伝えられた…

私の名前はカスミ、中学2年生の14歳。 とにかく小さい頃から、霊体験豊富で困っています。 金縛りどころか、ハッキリ・クッキリ視えてしまうんです。 てかさ～何だか幽霊にモテモテやね…

「あなたなんか産まなければよかった」 父親からも母親からも、誰からも愛されることなく育ち、自分が生きる理由を見失った少女・鮮花。 中学生となり、漠然とした希死念慮を抱えながら…

「将棋で私に勝てたら付き合ってあげる」 八年後の今、その言葉を現実にする。 世の中に疲れてしまった棋士と、初恋を拗らせている中学生の話。 ©️三ツ沢ひらく 2021〜 All…

中学生の『私』は鏡が怖い。けれど、そんなときには私を守ってくれる秘密のおまじないがある――。 「５分で読書」短編小説コンテスト用・書き下ろしホラー。

「５分で読書」短編小説コンテスト　参加作品になります。 テーマ：「想いが通じる５分前（恋愛）」

首都圏にある、そこそこ有名な大学に通う陸深(むつみ)には、大きく分けて三つの悩みがあった。 一つは長くて一週間、短くて三日、何故かベッドの周囲から離れられなくなる幼い頃からの奇病…

理科室に忘れ物をした莉穂は、取りに行った先で思いがけない出来事に巻き込まれる。 中学生の青春がたっぷり詰まった放課後のお話。

小学生の時、コインランドリーに行くと乾燥機を待っている男の子がいた。

今年中学生になったばかりの板里日葵は近所の東雲家に泊まることになった。今日はハロウィン。大勢の子供がお菓子を募る日。そんな日には少し不思議なことが起こるのもの。泊まりに行く道中に…

吹奏楽部の後の自主練習。その隣の教室が美術部だった。 いつもそこで絵を描いている先輩。一度も声をかけられず、そのまま卒業してしまう。けれど、偶然か運命か、進学した高校に先輩を見つ…

スキー教室で遭難した中学生の男女七人の目の前に古い旅館が現れた。 その旅館は「笑ってはいけない旅館」だった・・・ 旅館内で次々と襲い掛かる刺客。 そして、刺客を送り続ける『館…

学校の女の子たちが噂してる。 行方不明になった戸山くんは死んじゃって、死んだことに気付かずに登校してるんだって。 その戸山くんを見てしまったら、連れて行かれるらしいよ。

　中学生の洋輔は、友人の健也と豊と帰る途中、一人でぶつぶつと落語を話し続けているクラスメイトの秀樹の姿を見かけた。 　秀樹をからかっていると、彼は沈黙を酷く恐れ、三人の背後をしき…

とある同性愛者カップルのお話。 時の流れと、関係の変化。 恋はいつだって、儚く、美しい。

地元の廃れた神社はみんなからすっかり忘れられた、噂も情報も何もない普通の神社。 部活を引退したばかりで夏に遊べなかったサッカー部員は「肝試し」をしようと計画を立てる。 そこであの…