「いや」を含む小説

「白の悪魔」。 昔からこの国だけに伝わる、忌まわしき怪物の名。 気高き雪の神と同じ力を持ちながら、気に入らないもの全てを氷漬けにしてしまう──、なんとも愚かで傲慢な怪物の名だ。…

エイシュケル王国第二王女ライラ。 だけど私をそう呼ぶ人はいない。 毒姫ライラ、それが私を示す名だ。 ひっそりと森で暮らす私はこの国において毒にも等しく、王女として扱われることは…

　ずんぐりむっくりな二足歩行のぽっちゃりドラゴン。何の話をしているかって？　今の私の姿だよぅ……！ 　地元の交差点にて、どうやら死んでしまったらしい私は、どことも知れない異世…

歌い手を目指し、才能がないイキリであると世間から叩かれ、打ちのめされた男、廿楽貴音（ツヅラタカネ）。 彼は才能がなさすぎると自分を呪い、来世ではこんな夢を見ないといいな、と無駄な…

眼鏡を愛するイェリナは異世界転生者だ。けれど転生した世界には、眼鏡が存在しなかった——！ イェリナの眼鏡への執着とも取れる愛は、凄い。 貧乏田舎男爵家の娘でありながら、眼鏡を普…

　弟を失ってから瞳を閉じて世界を見ない青太郎は、彼此十年以上、数少ない理解者でルームメイト　朧月に支えられていた。 ところがある日突然、朧月は婚約を決め、ルームメイトを解消。かわ…

　世間を騒がせている怪盗集団『かたゆでたまご』は、いまどきにしては珍しく予告状を送り付けては警察と対峙し、なのにその尻尾すら掴むことができない謎多き集団だ。 　俺が警察官になって…

【ナンセンス・ラブコメディ】異世界で平和に暮らしていた茉莉は、ある日自室のベットで目覚めると、隣に素っ裸の美形男子が寝ていた。これは夢だと信じ込もうとする茉莉。けれど現実は情け容…

桜日高等学校文化祭。通称、桜紅葉祭。 学生である彼ら彼女もこの日ばかりは平穏とは程遠い。 剣里音は、相棒と共になくなった着ぐるみを捜索し、 石波だいやは、自らの恋心に苦悩する。 …

「私……断罪されていたはずでは？」 　気絶してしまっていたのか……気が付けば知らない天井、知らない部屋。 　そして知らない顔――。 「だれなの？」 　混乱と戸惑い……そこに…

　十歳の頃に王都へと拉致され、それから十年以上の日々を訓練という名の非人道的な拷問によって超人的な力を得たジルバ・ストラトス。 　だが、とある事件の犯人の汚名を着せられた彼は力を…

エリザベータ・エル・ラヴェリアは、世界最強の大列強、ラヴェリア聖王国の第四王女だ。 いや、王女だった。 ある日、彼女は母国から追放されることとなった。理由は母親に起因する血統上…

　【完結】自称幼なじみでクラスの人気者、柊木葵は今日も俺に構ってくる。 　日直当番で一緒に掃除する時もそれは同じだ。 　正直うんざりしている。俺は青春なんて別に羨ましいとか思って…

　は？ いや、確かに俺は ※※※※ だけど？ え、王宮に来い？ ていうか、おたくどちらさん？ うちは単なる農家だぞ？ 来るところ間違ってるんじゃ……王様の使い？ あぁ、いやまぁ、…

全てにおいて酷いので、ただただ、不安しかありません……。 拙文、不快駄作、なんでもOKという方のみ、お読みいただければと思います。m(__)m ※フィクションです。

一般人には不可視の怪物、デイドリーマーズ。 死んだ人間の魂を食べる彼らは、時に視えない狂気となって人間の命を刈り取る。 西暦2044年12月――クリスマスマーケットで賑わうフラ…

　この小説には、憂鬱しか含まれていない。ただ、私の心の暗がりを、ここに辿り着いた馬の骨達に押しつけるだけの物語である。……いや、物語の体裁すら保っていないだろう。起承転結も曖昧で…

主人公の悠太と幼なじみの柊奈がVRMMOで遊んでいると、いつの間にかゲームが現実になっていた!?死んだらペナルティがキツすぎる…そう考えた悠太はHPを底上げすることに、一体どうな…

仕事を辞めることにした。 住み慣れた街を去ることにした。 そんな時、青年は一匹の白猫と出逢った。 秋深まりゆく難儀な世界で、彼は別れと、未練を知る。 思い出と縁を、忘れないため…