「なんだ！！ 短編」を含む小説

世界最強の魔法使いウィリアム＝ミヌエット。真夜中にふと思い付いて書かれた短編小説の中で、彼はなんの見せ場もないまま、およそ500年の人生の幕を閉じる。弟子に殺された魔法使いの最後…

『３日前に返された、国語のテストの結果を発表する。 　芝浦勝真、９９点。結月奏、９６点。牧原凜太郎、９０点。……』 　２年Ａ組の放送スピーカーから、突如、クラス全員のテストの点…

芸能の事、歴史の話、美味しい食べ物の話、詩、日常で面白いと思った出来事、ちょっとシリアスな話、愚痴、ボヤキなど多方面からほぼ毎日書き綴っています。なんでもありのごちゃ混ぜエッセイ。

「ちょっと、好きって言ってみて」 ある日、意中の先パイから突然告白を強要された楓。 しかたないので「好きです」と言ったら言ったで「ちがうなー」と言われなんだこいつはと思うが、…

「俺と」 「私の」 「「ギャグ小説を書きたかったー」」 「なんか説明ありますか？」 「いや、無いだろう」 「だよなー」 「まぁ、こんな作品だ。心して読め」 「「小説家になろうで…

あの日本の野郎ども、我々を何と呼んでいるかご存知ですか」「米、だろう」「そうです。我がアメリカ合衆国をなんだと思っているんだ。

隣の席の竹取姫花は、まるで人間ではないかのように完璧になんでもそつなくこなす。それでいて容姿端麗で性格も良いから、学校の高嶺の花だ。そんな姫花だが、実は月の国から来たお姫様らしい…

ショッピングモール内で開催している、名探偵の『なんでも相談会』に一人の女性が訪れた。

「なんだって」特殊生物対策班の作戦室は、騒然となった。舞い戻ってきた先兵から、息も絶え絶えに驚きの報告が入ったのだ。「なんてことだ。それでは手の打ちようがないッ！」キャプテンの幾…

　天才将棋少年と、元天才将棋少女の、真剣十秒将棋二十番勝負。 　賭けるものは己のプライド、それと敗者になんでもひとつ言うことをきかせる権利——。 【お題】タイトルを『叫んで五月…

　主人公の岡田（オカダ、女性、疲れ目、ストレートヘアー）は、十年前、まだ駆け出しのシンガーソングライター（自称）だった最夏のファンになった。そして十年経って、彼女がシンガーソン…

老人は空虚に話しかけた。コタツでみかんを食べながら、まるでその横に生涯の伴侶が座っているように。

運ばれた丼の中には、白い塊があった。ふにふにとしたそれは、微かに脈をうって動いている。なんだこれは。「あの、店員さん。これは……」

あなたは今までのことをすべて覚えていますか？ 全てではなくとも、繰り返し思い出す幸せな記憶が一つや二つあるはずです。 その記憶はどんな記憶ですか？どんな形で、どんな色で、どんな匂…

【あらすじ】 　人間の古書曰く、『地上の危機に異世界より勇者が来たりて光をもたらさん』。 　魔族の古書曰く、『魔族に危機訪れるとき、魔王が復活し再びの暗黒を与えるであろう』──…

米澤は眉をひそめた。思わず身を乗り出し、ディスプレイに顔を近づける。「なんですって」「我々は、悪の秘密結社、ドゥームズデイである」フリーのデザイナーとして活躍する米澤は、SNSサ…

　春に長く降る、こういう雨を、春霖、って呼ぶんだよ。雨、って普通は……、すこし哀しい感じがするものだけど、春の、特に小雨が長く続くような雨は、どこか明るい感じがして、好きなんだ。…

実はラブコメも百合もあるし4000文字のもある。（）の中にジャンルが書いてある。他の場所に投稿してるのもある。なんでもある。トレーニングの時間内に書ききったことはない。 お題は本…

「人付き合いはダウンロード・コンテンツなんだ。人間、誰にだってメインシナリオがある。それを脇に置いてダウンロード・コンテンツで遊んでいるやつと俺は違うんだッ！ 　あいつらが彼女を…

死んだら人魚姫になったけどなんもうまくいかない話。