「言葉 想い」を含む小説

「――あの日の約束、覚えてますか？」 それが俺と彼女との――『初めて』の出会いだった。 別に昔事故にあって記憶をなくしたとか、双子の兄弟がいてそっちと間違われたわけでもない。 …

自作の詩集。 ｢旅人｣より前の作品は2004～2006年に書いたもの。 （その内｢世界で一番遠くにいる隣人へ｣だけ、それ以前） 記録をとってなかったので順不同。 （当時、自作Ｈ…

西暦1853年7月8日。 日本の鎖国を解くきっかけとなった、大いなるターニング・ポイント。 黒船来航と呼ばれたその裏で、彼女がふわふわと飛び回る。 彼は、ただひたすらに、鬼を斬る…

　ある日、焼却炉から女子大生の焼死体が発見された。 　彼女の部屋から発見された遺書から自殺と断定されたが、この死を中心に事件は動き出す。 　事件の関係者から語られる言葉から事件…

雪音さんには心から愛した「彼」がいた。 「彼」との再会を心から願う雪音さんに惹かれていく僕は、やがて彼女の全てを奪おうとする。 自分と兄とを重ねる恋人、存在しないはずの想い人、動…

短い言葉や文で伝えたい想いがある。 うまく言い表せる自信なんかないけど。 それでも伝えたい、届けたい、この想いを残したいって。 １ページ完結。

迷路のような町本防で、通り魔事件発生。有料道案内「送り提灯」の空也（そらや）は事件に巻き込まれる。 通り魔の正体は？　空也は想い人の真菜（まな）を守ることができるのか。 言霊をテ…

『seasons』続編です。『seasons』を先にお読みいただくと、よりお楽しみいただけると思います。 ☆『seasons』 https://kakuyomu.jp/works…

西暦２１２８年。 世界が生んだ毒、星が生んだ毒とも言われる【瘴気】が大地や海を覆い尽くしてしばらく。 人はその毒から逃げるために居住を空の都市へと移した。 あらゆる生命を確実に蝕…

　他人と心を通じ合わせることなんて、とても簡単なことだ。――真っ赤な人魚は、そう考えた。 　この世の中で、「他人とコミュニケーションをとることは難しい」と考えている人は、とても多…

気が多い方だと思う。 想い焦がれる人がいても、目移りして すきを散らす。 残りの人生に きらいを書く時間は ない。 もう郷愁だけで 生きていくつもりだった。 でも 人生は予測…

宇宙のどこかにある、双子の惑星。時に大地と大地が向かい合うほど接近する両惑星には、それぞれ似たような生物が生息し、似たような人類が似たような文明を発展させていた。空の先にある異世…

霞ヶ丘高校１年生の相田 政は、同じクラスの椎名 智華に恋心を抱く。 ところがある日、涙を流して廊下を走る椎名の姿を目にする。 その原因は、相田の友人である宇垣 涼平。 椎名が宇垣…

ボクの産まれてから12年間を今の、35歳になったから赤裸々に綴ろうと思う ……それでもボクは人間が大好きだ、その想いだけは絶対に嘘はない 辛くても、他人に辛かったねなんて言葉…

想像してください。 恋をするのに資格が必要な世界を。 想像してください。 告白するのに免許がいる世界を。 想像してください。 「あなたが好きです」 想いを込めたその言葉は、誰…

　デルフィニウムの花言葉『清明』 　双子の姉に恋をした。 　どうしようもない。進むことも、戻ることもできない。溢れる想いに蓋をして、こぼさないように。 　苦しくて、せつないだけ…

駅前の商店街の小さな花屋さん。 やさしい笑顔のお姉さんにお花を選んでもらいませんか？

短大卒業後、事務職に就いて二年目が経過した涼香。 一方で、朋也は高校卒業してすぐ、自立して職に就いた。 それぞれ違う道を歩むふたりが再会した時、運命の歯車はゆっくりと動き始める―…

　この物語は、騎士の戦い、神の名を戴く武具、癒やしの力といったファンタジー特有の世界観を舞台に、愛するひとへの想い、傷つけられる良心、故に選ばざるを得ない最後の選択といった、少し…