「短編 友情」を含む小説

いずれは弾けて消える淡い思い出だとしても、その時の輝きは確かなもの。 とある高校を舞台に、エピソード毎に異なる主人公で繰り広げられる、読切りの超短編集です。

純平は自分の中途半端なシュートがずっと頭を離れなかった

朝いちばんでかかってきた電話に出ると、空の色がいつもと違うと言う。 初めて見る空の色とは、一体何色なのだろう。君と僕との頭上に広がる、同じようで違う空。

恋人にこっぴどく振られたオレは吉岡の経営するバーに行った。そこで記憶を無くして目覚めると、オレは吉岡のベッドで寝ていた。 母親に捨てられてもなお母の面影を求めてしまう。そんなオレ…

ワタシは、たとえ雲海になることが出来なかったとしても、この里の家族を守る・・・。 里の長、雲海の息子である時雨の夢は、いつか東の里の長、雲海の名を受け継ぐことだった。しかし、雲…

これが愛なのかわからない。でも好きなんだ、そんな気持ちを同性の友人に抱く中学生の女の子のお話。 《主な登場人物》 主人公　　　　→あまちゃん（雨野さん） 友人　　　　　→れんげ…

　教室での一幕、親友の大林に『尊い』とは何ぞやと尋ねた八木隆弘に、タッチンこと立川先生が割り込んできたことで、川口美帆に聞くことになった。彼女はお前たち二人のことだと言う。意味が…

プロの銀行強盗・ガルパリは、この仕事を成功させたら足を洗うつもりだった。 だが銀行強盗の計画は事前に漏れていた。仲間に裏切り者がいたからだ。 銀行は警察に包囲されてしまい、退…

ハンセン病を患う少女は、病気を移すことを恐れ家族とすら関係を深めることを拒んでいた。 そんな少女の前に「ハンセン病は移らない」と断言した、若き医者の卵である青年が現れた。 少女と…

女の子だけが【ある言葉】を忘れた世界。その二文字は決して彼女たちの耳には届かないし、意味も読み取れない。確実に伝えられるのは、「愛してる」の言葉だけ。けれど、彼女はたったひとり、…

混血、色素、性的指向。三拍子揃った侮蔑が、青臭い心をどこまでも蝕む。そんな俺を助けてくれたのは、要因のひとつである日本から来た、図体の割には気が小さい留学生だった。（一部差別的、…

わたしにとってやまのようにおおきく わたしにゆうきをあたえてくれます

1998年9月。突然やってきた季節外れの転校生。何気ない普通の日々を、少し変わった二人が紡ぐ。秋の日常を描く短編。

ふと夢で見た内容が、あまりにも青春ドラマのようで驚いたというのがきっかけですね。ぜひノベライズを、ということで書いてみました。ただ、夢というものは起きた途端に内容が薄れていくもの…

その子が直観すると、世界に十字架が生える。 しあわせな世界で。 世界に歓迎された天才少女の親友だった少女は、みずからの幸せを考える。

運動の苦手な僕が、陸上部の「変態」こと多城くんにそそのかされて走る練習をすることになった。 目標は体育祭、クラス全員リレーでの優勝。はたして、体育祭までにどうにかなるのか？

偶然開いた『ゲート』は八億年前の世界に通じていた。 調査を目的としたレースが開催される。 そこに陰謀が渦巻く。

明子は、ある日 「誰かに殺されるかもしれない」 という恐怖にとりつかれ、「防衛策」を取り始める。 奈緒はそんな親友に戸惑いつつ、寄り添おうとするが……。 日常の崩壊と思考の変化…

男にふられた。寂しかった。私は。

卒業式の後、打ち上げに参加した女の子の話。