「ただわたしだけが」を含む小説

「わたしの幸福に、あなたの許しは必要ありません」 マリの青い瞳には、静かな怒りが宿っていた。 体が弱く、人生のほとんどを病院で過ごして死亡した工藤マリは、直前に読んでいた本の主…

「君に頼みたいことがある」 突然記憶を失った「わたし」は救護者の兄妹に協力を要請される。その内容とは――彼らの目となり耳となって様々な情報を得ること。 「協力してくれるなら…

九条千冬。15歳。大好きなおばあちゃんと久しぶりに会えたと思ったら異世界に召喚されました。 世界の危機を救う為、異世界から救世主となり得る人物を召喚したらわたしとおばあちゃんが召…

女子高生百合です。

辺境伯の孫娘エルーナは、母フィアナに何か隠し事があるらしいと考えていた。そこで家族が外出している間、こっそりフィアナの部屋に入り、本棚の日記を読みあさってしまう。 父ナリクに厳し…

高校一年生の熱羅 愛花は理解出来なかった。 成績は勉強の甲斐あって、高い筈なのに何故か偏差値の低い高校に入学した事を。 そこで学年問わず、怖そうな男子達に慕われている事だって…

稀に出会う現象

その作家さんは、文が、ど下手くそだった。 それでもブックマークまで付けて、応援コメントでストーカーのように繋がり、更新を心待ちしていたのは、彼女の書くものが、私の今のシチュエーシ…

田舎の村で独りぼっちだった女の子が出逢ったのが、もしも世界を滅ぼせるような相手だったとしたら？ ⚠他のサイトにも掲載しています。

家族として共に生きたペットを看取る話です。 幻想生物フェスタ、第七回こむら川小説大賞に寄せて。

ひょんなことから茉琳の体に入った茉莉。そんなことに巻き込まれていく翔。そんな1人と1位と1人のお話。 夏のこの時期は縁日ということで作ってみました。

先輩って普段はまともな美人さんなのに、エッチなことを言うのがガマンできない性癖なんだ。 会話に突然、カクヨムでは（ピー）と伏字にするしかないエロワードをぶっこんくる。 このままだ…

わたしたちは互いに想い合っている最高の夫婦。それは誰もが認める周知の事実であるにも関わらず、一年に一度しか会えない──あなたたちのせいで、ね。

クラスのまとめ役で完璧美人な少女、波瑠花。 彼女はわたし、美弥のかつての恋人だった。

１７歳の女の子がスーパーロボットに乗って 街を壊す怪物をぶっ飛ばすお話です（かなり語弊あり） 第三弾です！！ まとめました https://kakuyomu.jp/users…

かつてNHK様で放送され、いまだ根強いファンを持つ傑作アニメ「モンタナ・ジョーンズ」において、欠かすことのできない要素のひとつが、天才科学者・ニトロ博士の発明する搭乗型のマシン、…

こむら川が始まったぜ。異世界恋愛モノ、特に異類婚姻譚を書きたかったので書いていましたがだんだん悪役令嬢モノっぽさが強まってきたのでこのタイトルに変えました。第七回のテーマは『光』…

深海が闇の世界などというのは陸の者たちの思い違いだ。太陽が遠いなりに、深海にも光が満ちている。 「彼女」の光に誘われるように、闇の中で輝き揺らめき近づいて来る──月のような、円い…

シーラカンスに恋をした祖母や深海ナマコに恋をした父と対照に、わたしは水上を目指した。「恋する相手」の半身に自分の身体が切り替わってしまう人魚のお話。