「雪 童話」を含む小説

　いつも雪をかぶっている高い山の中腹で、父親とヤギを飼っている若者が始めたさがしものの旅。困ったことに本人も何を探しているのかよくわかっていません。「知らないことをもっと知りたい…

記憶を盗む泥棒のおはなし

＊Special Thanks ・源　綱雪　様（自主企画「樹木を主役とする童話」（https://kakuyomu.jp/user_events/117735405490163…

雪の日は外で遊べないミユキちゃんは、いつの間にか、雪だるまの国にいました。

心が破壊されたので。 言葉の欠片を拾い集めて、ゆあんさま企画に再び挑戦させていただきます。 テクニックといえるものはないけれど、自分の世界観を出したくて。 震えながら書きました。…

カミソリレターが再び五人の部屋に舞い込む。脅迫状の送り主が明らかになり、怒りを露わにするリリコ。夜の新宿にリリコの思いが滲む。 『子供の頃、童話の妖精に憧れていたというリリコさ…

最近の最近。 ある国に白雪という名の王女がいました。 美しく艶やかな黒髪と透明感のある肌を持ち、 また、誰に対しても優しくし、親切な少女。 そんな彼女には大きな欠点がありました。…

「これ、わたし知っているかも。あれだよね、雪。」 「わたし、猫だけどいいの？」 仔猫の可愛い恋のお話。

　北国のとある一帯で、一年中吹雪の止まぬ山郷があるという。なにぶん嵐のように強い風と視界の悪さで、立ち入るものは愚か住う人などおらぬ。だがある場所を境にその雪もぴたりと止まる。 …

少年と少女の話。

雪が降りつづける聖夜。 どこかの世界のどこかの街。 本に囲まれ裕福ですが病気でベッドから出ることのできない少女と、死神のお話です。 今夜、彼らはたがいにあるおくりものをします。 …

冬っぽい作品をと思って書きました。ちなみに、この作品の下敷きとなっているのは有名な欧州の童話と、某英国の伝説の二作品です。 ※本作品は別の場所で掲載したものをカクヨムで再掲載し…

これは一年中雪が降り積もる冬の国のお話。 その国のうんと北にある小さな森は『魔女の森』。 そこにある小屋に住んでいるのは世にも恐ろしい魔女とその相棒。 齢百を優に越えたその魔女は…

森の中に埋もれ往く、深い事情を抱えた小さな村。 アンブルローズはその最後の住人だが、彼もまた、次の雪の夜が明ける頃にはここを去る。 だから晩秋のある日、町に住む幼なじみで親友のレ…

以前に公開した『赤ずきんの遠回り』の続編です。合わせてお楽しみください。 『赤ずきんの遠回り』はこちら →https://kakuyomu.jp/works/117735405…

秋の終わりのこと。 村はずれの丘の上に一匹で残された子猫が、空を見上げました。 『”雪迎え”が通り過ぎた後には、初雪が降る』それを教えてくれたのは、子猫の肩の上に下りてきた一匹…

大学四年の夏、私は就職活動に落ち続けていた。 もはや慣れっ子だと自身に言い聞かせ、気持ちを平坦に保ちながら地道に就活を続けていたが、それでも知らず知らずのうちに“心”は摩耗してい…

ある日、スクラップ山でロボットは目覚めた。降り積もるのは、いつまでも溶けない不思議な雪。 大好きな少女の元へ帰る為、ロボットは人の全くいなくなった世界を旅をする。

　冬となり雪が積もった村で少女は遊んでいた。でも黙って持ち出した姉の髪飾りを無くしてしまう。 　少女は夜中にこっそり髪飾りを探しに出かけた。その途中で不思議な世界に迷い込んだ少女…

　猫は死んで生き返った。猫は一度生き返ることができる。 　猫は生き返っても野良猫だった。 　猫は雪に埋もれた林の中で、雪でできたうさぎと出会う。