「行先」を含む小説

大図書館に勤めるトラベルは、故郷不明の存在喪失者である。 期末試験の一環で『世界最後の詩』を探すはずが、とある生徒の実験に巻き込まれ、本来の行先ではない滅んだ世界―――通称『禁書…

僕は誰も必要とされてない。 家でも 学校でも バイト先でも 誰からも必要とされてない どうして必要としてくれないんだろ。 そう家を飛び出した僕は行先もなくフラフラしてると1人の少…

ただ、逃げたかった。 毎日のように 喧嘩をしている両親の板挟みになるのは嫌。 お父さんにも、お母さんにも 気を遣うのが嫌。 良い大人になるために組まれた 一週間の習い事のス…

ここは、冥界カウンセリングルームα。 冥界入り口の振り分け担当が、天国行きか地獄行きか現世戻りかの振り分けに迷った魂や、聞き分けなくゴネる魂が送り込まれる場所。 冥界カウンセリ…

彼女は意味もなく歩き続ける

目覚めるとそこは、魔物蔓延る最凶ダンジョン。 そして体は脳までカラッポなガイコツ剣士。 スライムにも負ける最弱ぶりを見せつつも、不死身を活かして不眠不休で攻略を続けていると、…

高校生活最後の修学旅行。 行先は紅葉以外に見どころのない街のはずだったが、そこは何故か霧に包まれた無人の街だった。 そこで彼女は恐ろしい物を見る。　

　テレビでみた海外生活あこがれて、在学中にガッツリと留学ができる高校を選んだ主人公のいずみ。馨英（キョウエイ）女学園で一年間の留学準備をしながらも残りの二年で履修しなければいけな…

　帰りの地下鉄内、目を覚ますと扉上の液晶画面に表示されている駅名がおかしい。車内放送もいつもと違って一部が聞き取れない。そう言えば乗客も少ない気がするし、皆どことなく暗い雰囲気が…

棗藤次は、司法修習生の同期谷原真嗣と暮らす、京都地方検察庁の名物検事。 笠原絢音は、統合失調症を患う、暗い過去を持つ薄幸の美女。 出会いは偶然のようで、必然だったのかもしれない。…

過去に苦しむ 現代 救ってくれる人、救われる人。色んながいる中どこにも属さない人はいる。 それが私達 8人。 それぞれが違う過去に苦しみながら来たのは 1個の ××××… 彩…

あの大戦の後、平地を毒の霧「ハロス」が覆い尽くし、人類は山の上へと生活の拠点を移した。飛行船「ジーシェ」号を操り運送業を営むコーとレンに降りかかるのは、謎の荷物、殺された男、記憶…

西暦2317年。アメリカでとある事務所を営むバレル・プランダーの元に、一通の依頼の電話が掛かる。 依頼の内容は移送物の護送。行先は日本。 ただし気がかりなことに、本作戦を遂行する…

小さなの時に大好きだったお兄ちゃんに大人になったらな。と言われ振られた明石柊介事俺は、初恋を忘れられず未だに新しい恋をする事ができずにいた。 　親の転勤で引っ越さなければならなく…

終業後の夜、私は一つのプレゼントを渡された。 それは善意の塊なのに、どこか自己に対する否定を感じてしまう自分がいる。 恋をすれば変わる。では、恋をしていない私は一体何？ 宵闇の中…

【電撃の新文芸(KADOKAWA)様より書籍上下巻発売中＆コミックス③巻発売中！】 　不慮の事故で2年間の眠りについていた公爵令嬢のレイラ・アシュベリー。目覚めると、自分の婚約者…

釈埴一真（しゃくじきかずま）と妹の琴美（ことみ）は、六畳一間の安アパートの一室に捨てられた兄妹である。会社勤めの一真の収入をあてにしていたはずの両親が、宝くじが当たったとかで、「…

久々に再開した、かつての恋人たち。過去を懐かしむ彼らの行先は──

菊田香苗１９歳。大学でイノベーションを学ぶ彼女の前に１匹の猫が現れた。突然喋り始めたその猫は、時空間旅行の提案をする。夢の出来事だと思っていた香苗だが、頭から離れなくなった。母と…