「平安時代 貴族」を含む小説

華やかな京の時代。その美しさから「春の姫」と呼ばれ慕われていた九条家の一の宮、紗依子は密かに文を交わす相手がいた──

「源氏物語」「紫式部日記」をもとにした異世界日本史。 「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」 時は藤原道長を頂点とする藤原氏が全盛期を迎えようとしていた平…

平安京の、貴族の屋敷で、女の骸が出た。 書は語る。御仏の慈悲ゆえに、骸は父母の許へ届けられたと。 ――骸は語る。己はいかに死に、いかに死なんとしたかと。

第一話は、業平の血統と政治状況を説明する前史で、第二話から、在原業平の物語が始まります。 平安時代初期。宮中では天皇の外戚になるために藤原北家nによる権謀術策がくりかえされてい…

時は平安。 光と闇の世界に、陰陽師の弟子である 一人の娘がいた。名前は楠葉。 修行を兼ねて、姫君達の占いや、相談事 などを受けていた。 ある日、とある貴族の姫君に占いを 頼…

女子高生の沖田 夢（おきた ゆめ）は、ひょんなことから平安時代の貴族となってしまう。周りにいるのは藤原道長、紫式部など名だたる人物ばかり・・・。その中で夢は「夢少納言（むしょうな…

『タイムスリップ型脱出ゲーム』のモニターとして江戸にタイムスリップしたものの、無事帰ってこられた明、柊真、美沙、和。 その数ヶ月後、今度は平安時代にタイムスリップすると告げられる…

平安後～末期の青年貴族、薮内中納言の何とも言えないけったいな日々をつづった物語。 わりとひどいよ！

平安貴族といえば、この六人。僧正遍昭 ・在原業平 ・文屋康秀 ・喜撰法師 ・小野小町 ・大伴黒主 たちの物語。貴族のための政治から、庶民のための政治へと変えようと闘った六人の平安…

男が男の寵を得て成り上がる貴族社会―― 時は平安時代末期、院政期。内大臣の長子である桔梗は、元服直前に母から、自身が帝の落とし胤であることを知らされる。 それから三年後、誰にも露…

古来より現世には陰陽のごとく隣り合うものが多かった。 男と女。 太陽と月。 昼と夜。 ……そして光と影。 光が強まれば自然、影も濃くなる。 栄華を極めた人間たちは形なき者たちを恐…

　時は平安、日ノ本は荒れ魑魅魍魎が跋扈し乱が起こり崩壊しかけた。 煌びやかな京の外は魔境。 血風が舞い、悲哀と怨嗟が渦巻く闘いの連鎖ーー陰謀深く、妖は定命の者を嘲笑う。 後世にて…

小野篁・・・帝に向かってNOと言い隠岐に流罪にされてなおかつ、再び不死鳥のように蘇った希代の政治家です。昔からNOと言える日本人はいました。ですが、NOと言えば周りが寄ってたかっ…

時は平安。 貴族の姫である葵は、顔も知らない男君の下へ嫁ぐ日の朝、庭にひっそりと咲く朝顔の花を見つける。 ――朝顔は嫌い。あの人を思い出すから。 これは一人の姫君が抱える苦い記憶…

辞書を用いながら、また与謝野晶子の訳なども参考にしながら、古典の最高傑作との呼び声高い源氏物語の口語訳をしています。一緒に古典の世界に思いを巡らせてみませんか？ 千年も前に書かれ…

魔が人を脅かす時代。魔を祓うことの出来る神子を生む一族は、臣民を守る為にその血脈を 「桜の宮」に住う貴族として守って来た。 そんな貴族の一人、鈴鳴東雲の正妻・桃は17歳。しかし…

源氏物語の翻訳です。自分なりに意訳を交え、平安時代の方には言わずもがなのことで分かりきったことだっただろうけれど、現代人には分からない(貴族に仕える貴族は役職をもらうため必死だっ…

1500PV御礼。平安時代の京。受領階級の清原元輔の娘、梛は方違えを機に、三つ下の少女香と出会う。物語好きの二人はそれを機に文を交わす様になる。香は自分でも物語を書き、梛に読ませ…

中宮定子の短い人生と、定子を傍で仰ぎ見た清少納言の美しく明るく幸せだった日々。そして『枕草子』にはあえて書かなかった舞台裏のどろどろとした世界。平安時代の貴族たちって、イケメンで…

1300PV御礼。 古典「うつほ物語」の「田鶴の村鳥」「蔵開」の部分にあたります。 藤原仲忠くんの、今上の女一宮との結婚とその新婚生活、生まれた京極の屋敷跡で見つけた蔵の中にあっ…