「夏 写真」を含む小説

　一学期の期末試験を終えた直後、友人から妙な写真を見せられた。そこには肝試しにやって来た少年の一人が首無しになってピースサインをしている姿が映っていて、撮影者のクラスメートらしい…

売れない写真家新堂潤平と、夢を追いかけて南スペインへとやってきた橘日向。 真夏の太陽が降り注ぐ南スペインはアンダルシアに情熱の踊りと情熱の愛がきらめく。

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

学校では毎年夏の終わりにご当地料理を作り、写真に撮って学校に提出するのが決まりだ。提出された料理の写真とコメントの中から優秀者を選び、選ばれた物は地元の道の駅で、期間限定でメニュ…

　女子寮を襲う男子たち。男子は一条を筆頭に、ハゲ、メガネ、ゴリラがいる。一方の防戦を強いられる女子たち。女子でも有名な刀を携える朱鳥、清楚な夏音、アイドルの芽紅がいる。男どもはそ…

　「不正」　　　　多摩川　健　　 　　　　　あらすじ　 　　　　　　　　　 　　　　 　母が進む左手は急な昇りにかかっている。雪肌の所々で泥水が跳ねる。………息が切れる。…

高校二年生の夏休み、所属している写真部は箱根に撮影旅行へ出かけることになった。三年生の先輩方はこの旅行をもって引退する。佐良先輩と過ごせる時間は残り少ない。

主人公の『私』は自分の部活の大会が終わると、運動部の最後の夏にかりだされる。器用貧乏なのでそこそこは出来てしまい、県大会までは行くけどというところで終わる。ソフトボールの練習終わ…

ちょっぴりダークで愛に溺れるような短編たち。どっぷりと深い闇に浸かりたい日におすすめなお話たちです。 ※昔に書いた短編たちを、ストーリーを明快にしてリメイクしたものを含め、短編…

「 私の人生で1番の笑顔を撮ってよ！ 」梅雨の放課後。写真部の部室から下校しようとする零にそう頼んできたクラスの人気者 陽葵 。 明るく笑顔の裏で彼女を蝕む病。それでも、僕は彼女…

孫娘におばあちゃんが話して聞かせます。 「おばあちゃんの昔ばなしを聞いたら、今日みたいな蒸し暑い夏の日がほんのり涼しくなるかもしれないよ？」 ちょっと不思議で怖いお話。 身の…

千夜学園は世界最大の学園だ。 かつて富士山と呼ばれた場所にある世界とは隔絶された 学生たちのパラダイス。 学費はタダ。寮費もタダ。制服その他の日用品は支給され、生活費まで毎月貰え…

基本的に出不精なので、なかなか外に出ない自分です。 でも、一度旅立つと「とにかく色々なところへ行って、写真を残そう」と歩き回るのです。 そういえば、小さい頃はそれに短歌を添えて…

雲下うさぎさん主催の自主企画「お題で３００文字以内の詩か小説を募集」参加作品。 自主企画でもなければ詩など書く機会もないのでチャレンジ。 とはいえ「詩」は門外漢なので、七夕をテー…

🔸あらすじ 　父の仕事の都合で日本で生まれ、アフリカで育った中学一年生の少女・季志子は、古い日本の漫画を読んで大きな平屋の家で育つ。 　登校や下校には必ず頑丈な車で移動し、広い…

他の人には見えないナニカが視えてしまう私（樹姫/いつき）とナニカの声が聞こえるアオ（青樹/あおき）は似ていない双子の姉弟。中学入学を機に祖母のいた家に引っ越してきたけれど、入学し…

写真を撮るのが好きな学生蒼人(あおと) は、昔父に見せてもらった写真のような、 生きているみたいな写真を撮ろうと、毎日写真撮影にあけくれていた。そんなある日、彼は一人の女性と出会…

「オマエの願いごと、聞き入れた」 覇気も意欲もなく無難に生きてきた㓛刀達矢は、大学二年生の夏、母・英玲奈を失うことにより天涯孤独の身となる。 自殺か他殺かも確定しない中、ひとり…

　『時は金なり』、『この世の一番の損失は時間の浪費』、『時間は平等に存在する』。 　"時間"というものには様々な格言が生まれている。それは時間という物がそれだけ人々に身近な存在…

短歌を作り始めた頃の作品群です。 文学的奥深さには欠けると思いますが、初心者ならではの「素朴さ」「稚拙さ」などを面白がって読んでいただければ幸いです。遠吠えに応えてコメントいただ…