「吹く風」を含む小説

四月。私は生まれて初めて、恋に落ちた。 　緩く吹く風に揺れる髪。桜を見上げるその横顔には憂いがあった。 「あ、あの！」 「どうかしました？」 　つい声をかけてしまった自分を許して…

自分の意思、決意、落胆、その時感じた激情を短い物語に

主人公の祖父が残したことばは、一体、どういう意味だったのか！！

　行方知れずになっていた兄が帰ってきた話です。 ※過去に書いた『日々これ、よき日』の登場人物を使いまわしました。

大陸の気高き覇者であるインダミア帝国。その帝国の中でもトップの地位を持つ子息令嬢達の集まる夜会で皇太子に婚約破棄を突き付けられた公爵令嬢のソフィア。周りは何事か！？と慌てふためき…

大きな大陸を丸々一つ貸しきった大国──ルスファ。南に広く国を築く人間たちの手により、魔族たちは北へと追いやられていた。 その中でも、いまだ、かろうじて政権を保持している北の島国…

コンテスト応募用フォーマットのため、冒頭三話で完結。 また、下記に「長編化した際のプロット」と「キャラクター設定」を記載します。 参考：長編版として過去に書いた作品↓　※主人公…

自分たちの益のために利用し尽くし、潰していいのだと

　何度も夢を見る。 　そこは短い丈の草が広がる、丘陵な大地に立つ。 　鋼の鎧を身に纏うファントムの姿が…… 　気づけば自分はそこに居た。 　心地よく吹く風に身を任せながら、ただ…

布士翠のもとに母から電話が来たのは、仕事を辞めてから一か月が経ったころだった。 「親愛コーポレーションさんからの依頼でね。布士家の人間と一緒に行ってほしい土地があるんだって。あ…

春の夜、僕は部屋をぬけ出して――。 フィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/168…

お兄ちゃんの部屋の片付けを手伝いつつ、宇宙の神秘に迫ったり迫らなかったりな７７７字。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～参加作品 お題「…

【言葉に溺れて死ぬ】 それは主人公である「僕」の密かな夢。 叶わない夢を追い求め、散って行く憐れな主人公を描く物語。

　混ざることのない二人がワケあって一つのアバターに!? 　政争戦争どこ吹く風、Kawaiiとクラッキングで切り抜けるメタバース・サバイバル！ 　ヤバい女にはヤバい女をぶつけんだよ…

日中のまだ暑い陽射しの中、朝と夜に吹く風は涼を運び、草むらから虫の声がする。そろそろ秋の気配が漂い出した朝日の香りと夕暮れの色を運んでみましょうか。

武器×銃器×神造兵器×魔術=ハンター！ これはコンプレックスを抱える1人の少女がそれを克服する物語。 これはそこに至る長い道中で、本人とは全く関係ない様々な陰謀に巻き込まれる…

殺人鬼の彼と仕事話を持ってくる俺が彼の部屋で黒百合を見つける、そんなお話です。 男同士の冷たい友情、というか持ちつ持たれつな関係を書きました。