「ゴシックホラー？」を含む小説

「まめつぶ幻想譚」を和とするなら、こちらは洋風。ひとくち大の奇妙な話を集めました。

ホラー短編集。 一話完結なので、どれからでも。

人を喰らう赤薔薇の奇病カニバルブーケ。それは魔女ブージャムの呪いと噂されていた。 育ての親を亡くし、伝手を頼って極彩の都と謳われる王都アルバへ越すこととなった青年セス。 薔薇にし…

引きこもり生活を続ける主人公は、ある時自分にとっての世界が家そのものであり、家の外に広がる空間は自分とは何の関係もない異世界なのだという悟りを得る。そこから始まる不気味な世界の再…

嵐の中の情景にただひとつ、佇む洋館があった。 そこに暮らすのは年齢も性格も様々な少女達。 そのまま彼女たちの日常は、その洋館の中で過ぎていくはずだった――。 嵐が人間の中の闇を…

スカルロッド村の地下墓地には、美しい少女のミイラが安置されていた。 墓守の醜男・ペッカは彼女に心酔するあまり、陰惨な事件を引き起こしてしまう…

　他者の返り血を浴びると、反逆者と呼ばれる化け物へと、姿を変える世界。 　返り血を防ぐ短剣を持つ少年ヴァリスは、鐘槍の女騎士ヘルカとともに、小都市サルヴェンの自警団員として、日々…

名作怪奇小説「フランケンシュタイン」のパロディ。

　学校からの帰り道で何者かに連れ去られ、古城の地下牢に閉じ込められた二人の少女、凛と慈。鎖で拘束された親友の慈を目の前にして、見知らぬ金髪の女は凛にナイフを手渡して囁く。『あなた…

鳥籠館と呼ばれる洋館があった。 地下に作られたホールでは、新月の夜、妖しげなコンサートが開かれている。 聞こえて来るのは、女の謌(うた)――怪奇的で幻想的な、美しい謌声だった。 …

ホラーかな？　ファンタジーかな？　幻想小説？ 分類的にはゴシックホラーか怪談かもしれません。 完結しました。 お楽しみいただければ幸いです。