「短編 ほのぼの」を含む小説

本屋を営む最中、あることに気づいた。 コーヒー豆の減りがやけに早い。 重い腰に鞭打って、やっとのことで買い出しに出掛ける。 本だったら、もっと身体が軽いのに。 道端で人間に…

【KAC2023第3回参加中】お祭りと同時に開かれるマルシェに出店する予定の画家リリーですが、どうやら目玉商品について考えあぐねているようです。

片道6時間の小旅行、その最初の旅程は転移陣（テレポート装置）までの散策。その途中で出会ってしまった蠢く影。その影は話しかけてきて――。

〝私〟を取り戻す大切な時間──それが、深夜のお散歩だった。 ©香居

【KAC2023 第3回 お題「ぐちゃぐちゃ」】【777文字】 魔法のあるファンタジーな異世界に転生した元現代人な飯屋の娘、デリシャ。これは、そんなわたしの家である『宿里木亭』で…

転移装置におけるバグによって生み出された『真っ黒な本』。 それは転移装置使用時には一定の確率で起こり得るものだが、ある意味では人災とも呼べる。 だって本は持ち歩けるもの。 …

朝、いたずらで起こされたサファル（サフィー）は、その犯人レインを追いかける。犯人が逃げ込んだのは、田んぼの中だった。

　谷川さんちのご兄妹は仲がいい。 　そしてこの２人には、好きな人がいる。 　しかしある事情から、両想いなのに付き合う事ができずにいた。 　そんな谷川兄妹の、ゆるくてガチな恋と日…

うっかり間違った話

年末。太一の誕生日に彼女の阿弥（あみ）が家を訪れ、手料理を振る舞ってくれる。その彼女からのプレゼントはマフラーだった。 けれどそのマフラー、二人で一緒に巻きたいと彼女は言うのだけ…

KAC2023　第三回「ぐちゃぐちゃ」作品。 殺人は起きていません。

【KAC2023 第2回 お題「ぬいぐるみ」】 魔法のあるファンタジーな異世界に転生した元現代人な飯屋の娘、デリシャ。これは、そんなわたしが訪ねた孤児院で起きた、ある日のお話──…

ある日のおはなし きっと、ぬいぐるみたちはこんなお話をしているはず…

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

【KAC20232】参加作品 くーちゃんがいれば美衣は笑った。 くーちゃんにだけ沢山秘密を話せた。 そんな美衣をくーちゃんは、、、。 あなたにはライ〇ス毛布的ななにかは…

高校一年生の樹乃川ミナはある日、SNSで『踊るぬいぐるみ』が話題になっているのを目にする。 同日、秋葉原巡りをしていると、涙目で何かを探している美しい少女とすれ違って…… 以…

ぬいぐるみのくまはずっとお店のショーウィンドウから外を眺めている。 気に留めてくれる人はいるけれど、誰にも買ってはもらえない。 色褪せたくまが幸せになる話。

平凡な5人家族の日常——— 覗いてみませんか？ マイペースな高校生の長女、長男はしっかり者の中学生、次女は甘えん坊な幼稚園児。愛妻家の父と小学生みたいな母の5人家族。

　無人島にクラス転移。 　みんなが生活品を持ってきた中、ぬいぐるみを持ってきた主人公は追放されるが……？ 　時間のある時に不定期更新します〜

　日本で心理カウンセラーをやっていたわたし、黛優衣は、ぬいぐるみ療法をやるため買ってきていた、両手一杯のぬいぐるみを抱えている状態で視界が塞がれ、トラックにはねられ転生した。悩ん…