「本について」を含む小説

「退治するためだけの図鑑は……きっと必要ない。誰もがモンスターを知ることができ、いざというときには身を守ることができる。そんな図鑑が必要なんだ」 とある魔法の研究をしながら、の…

俺の名前は、千代本庸太（ちよぼんようた）。現世では凡庸なサラリーマンだった男だ。仕事はいささかブラック系だったかもしれないが、子供の頃から要領がよくて細かいことを気にしない性格だ…

どうも死んだらしい。 意識だけで身体を動かす感覚がない。 何も覚えてないどころか、どうやって死んだのか？ 自分が何者だったのかなど生きていた頃の記憶一切がない。 時間の感覚もな…

敵襲から親友に守られ、僕は一人生き延びた。十四年後、正規理術士隊長となった僕の前に現れた新兵は、名も姿も亡くした親友と同じ……けれど僕を忘れて還ってきた“イスラ”。 死者が還っ…

享年５９歳、ハッピーエンドで人生の幕を閉じた大樹は、生前の善行から神様の幹部候補に選ばれたがそれを断りあの世に行く事を望んだ。 しかし自分の人生を変えてくれた「アルバード英雄記…

　育ての親である祖父母を失い、父に勘当されたフィルは、素性と性別を隠して騎士団に入団する。 　そこで同室兼相方となった騎士はずっと探している幼馴染に似ているものの、なんだか冷たい…

【あらすじ】 城琉夏は困った人を放っておけない性格の男子高校生だ。「途方に暮れるところを想像したら後味が悪くなる」とか何かと理由をこじ付けては、日々人助けに身を捧げている。 そ…

息子・青磁が死んでから三回目の夏がきた。「私が青磁を殺したのではないか」妄執にとらわれていた陶子のもとに一本の電話がかかかってくる。それは青磁の中学の同級生を名乗る女、アイカワ…

魔法のiらんどさんからお引越ししました。 本狩り令嬢を読んで頂いていた読者の皆様。 この度の急なお引越し申し訳ございませんでした。 これからはカクヨムさんで小説の続きを書かせてい…

突如書斎に現れた石板。提示される選択肢 失われし19本のたばこを求め、ヤニカスが世界を巡る。ただ、そのヤニカスが最強であったことが世界の絶望であった。 最終地点はいかなる地か…

燻（くすぶ）っていた高２男子のリユが幼馴染のバスケ美少女・美那と互いを支え合い、高めながら、それぞれの困難を乗り越えて行く恋と青春の物語。日本初の3x3バスケ小説？（作者調べ） …

ある日、ロードワーク中に謎の若い紳士に話し掛けられた主人公。 その謎の紳士は、彼にヒーロー適性を見出し、謎の赤い腕時計を渡してくれた。 彼は幼い頃に父親と死に別れており、母と２…

剣の道一筋約6年！ 9歳の少年ランスは、悪辣な魔族、汚職、裏金問題入り乱れる 混沌とした世を救うためにド田舎から上京し、 中途採用してくれる騎士団を探しに行くものの..　 唯一…

思ったこととか、読んだ本のこととか、自分の作品のこととか、日記とか とにかく気ままに書きます

その男は暗く黒くどこまでも深く染め上げられた外套に身体をすっぽり隠していた。 頭巾から見え隠れする双眸の瞳もやはり黒曜石のように黒く、左腕の鱗籠手は黒鋼で背中の両手剣の刀身、柄…

とある高等学校の昼休み。 人けのない校舎裏のベンチ。 グラウンドを一眸できるその場所で過ごす二つの人影。 今年入学してきた普通の一年生である綾川天永と、今年教員になったばかり…

【ジャンル】中華後宮ファンタジー（お悩み解決系） 【ないもの】女同士のバトル、嫉妬、いじめ 【あるもの】男のアレ ※作中にBL表現が登場しますが、本作自体はNL作品になります。…

エルフの族長の末っ子が、謎めいた試練の旅に出る。その護衛に選ばれたのは、馬番をしている人間の少年。持ってくる地図を間違えて、森で迷子になったりと、先行き不穏な旅路でも、二人でなら…

　丈田中学校二年の“暴君”であるいじめっ子、肥後五左衛門が学校に来なくなった。五左衛門は最近、いじめのターゲットである江崎大河に怯えているようだった。 　五左衛門の取り巻きの一人…

本作は、『セラピストたちの村』を日本ファンタジーノベル大賞用に改稿したものです。 結果は、一次通過。二次落選となりました。 前半部分を大きく改稿した事により、既存の作品と置き…