「虫」を含む小説

ある冬の日、私は君のことを思い出す。 クロノヒョウ様のお題「今日の天気はダイヤモンド」に寄せて。 ＊虫注意

　その日、外回りだったサラリーマンの智成　全(ともなり　ぜん)は、直帰の許可が降り揚々と自転車で帰路へつく。 　帰路の途中、全は些細な事から中高生3人組の真中　聖人(まなか　…

幼馴染の瀬乃一花に片思い中の千弦輝。 告白したいが振られるのが怖く仕方なしにカノ友になれと命令してしまう。 癒し系天然で有名な瀬乃一花はあれよあれよと千弦輝のカノ友になってしまっ…

　最近話題のコオロギ食にもの申す。 　食わず嫌いで言うのではありませぬ。 （イナゴやザザムシ、蜂の子やサソリなどなど実食済み）

これは便利屋2人と、王国の英雄であった父を戦で亡くした少女の物語。 弱虫な自分は置いてきた 泣虫な自分は押し込めた 世界が否定したって構わない 無…

☆作者のあらすじ☆ カクヨムコンで真面目なお話を書き続けていたら、精神的にとっても疲れた作者。 息抜きに……とカクヨムコン用の短編を書きながらこの物語も書き殴る作者。 そう…

虫に驚き、叫び声を上げた男。すると抗議する言葉が聞こえ……。

***虫が苦手な方はご注意下さい***ある夜の話。仕事帰りの女と男が出会った理由は一体何だったのか。応募時のタイトルは「用心棒を雇う」コバルト文庫の氷河期小説賞選外でした。小説家…

世間の五月蝿さにうんざりしている主人公・橘　宇宙（たちばな　そら）は、歴史について語り合える友もおらず、父との関係も平行線を辿っていた。ある日、読書好きをクラスメイトの浅羽　満月…

荒廃した世界、誰もが身体の一部を機械化して生き抜かなければならない近未来。ショウタは砂嵐の中で、どこか胡散臭い男と鉄の匂いのする少女に助けられたのだった。

前回の節分編の続きのような作品です。 今回は、土星からウッキーの母親がやってきて……。 例のとおり、ほぼ会話文のみで構成しています。 大家族のやりとりをお楽しみください。

　西暦３０００年のスペース・ファンタジー 　ワームビースト――人類を地球から駆逐した人喰い虫。 　人類が宇宙へと逃げた今も果てしない戦いは続いていた。 　ある日、ラスタ…

虫の知らせや風の便りなど、世の中にはなんとなくという無意識下での気付きが存在する。予感や直感、第六感とも呼べるそれを手助けしたりしなかったりする人達がいる。 『シラセ』もその一人…

神様幼女にドロップキックをかまされてやってきたのはこの異世界アナホリーダ。 無理やり押し付けられたのは『おしりから魔法の杖が出る能力』。出てくる杖は自分じゃ使えない。だけど強力な…

母の死を境にレストランを休職したひとみは、実家の定食屋に戻っていた。 ひとみは、味覚障害を患う高校生の海斗と出会い、哀憫と興味から彼に様々な料理を振る舞うようになる。

大学生の頃の私が、間違えて、ふと降り立った、山の中の見知らぬ駅。 気付いてしまった「知らない方が良かった真実」とは……？ 　実話ベースの短編です。　※「小説家になろう」でも掲載し…

　五感や感情、モラルなど、人間が生活をする上で大切な『何か』を失う『欠落者』が発生する社会。彼らは欠落の対価として特殊な『異能』を手にし、己の欲望を満たすために犯罪に手を染めるこ…

本日の三題噺　1/26　『蝉』、『冬』、『砂浜』で書いたセミのお話です。

　因習とは、その地に住む上でもっとも重要な要素に根ざしていなければならない。 　人はそれを「単一因習源理論」、略して「ワン・インシュー」と呼んだ。 　南洋にぽつんと存在する日本…

突然失踪した妻子を追って、男は妻の故郷・トロピカル因習アイランドへ向かった。うだるような暑さとジャングルを越えて妻と再会を果たすが、妻にある条件をつきつけられる。