「どこまで」を含む小説

　三門白蓮はどこにでもいる普通のフリーター、日々節約に努め少ない給料をコツコツ貯金する毎日を送っていた。そんなある日の事、コンビニで格安弁当を狙っていると子供の頃に遊んでいたTC…

首筋に、ぽつんとふたつの赤い痕―― 少女と夜と人ならざるものの道がひととき交わって。 どこにでもいるような夢見がちな少女が、長い夜の旅に出るまでのおはなし。 『わたしを、どうかこ…

僕は佐々木博。どこにでも居る平凡な社畜だ。 性格的には、人見知り、コミュ障、オタク。いわゆる陰キャというやつだ。 陽キャに憧れて田舎から都会に出て来たは良いけど、 会社の人間に…

沼川京介はどこにでもいそうな大学生である。 目立った長所はないし、短所もない。 そんな彼はある日、成人式の会場へ向かう途中奇妙なものを見つける。 それは彼を地の獄へと誘うモノであ…

ネットが普及し誰しもが容易く情報を発信し取り込める時代。とろこでその情報ってどこまでが正しくてどこまでが間違っているのでしょう？ あなたが先程手に入れた情報。それ本当に正しいって…

2022.12.22. 　　　連載終了しました。 　　　応援ありがとうございました！ 　大陸の南半分を占める、国々の集まり、エンブールド―― 　北半分には未開の地、鋼鉄の森が…

19番、回顧

これは、あの事件から……たった1日後のこと。 フリーターのイラストレーター、谷川零。久々に親友である杉村秋に暇つぶしで書いてみた背景を送るついでに、ちょっと会って見ようと思った。…

怪異調査ものです。SCPっぽいのが書きたくて… グロなし とある高速道路上で頻発する死亡事故 「Mパーキングエリア」というパーキングエリアにおいて、どこからか現れる「頭の小さな…

ただの「嫌い」ではない。自身でも制御不能なレベルの「嫌い」の気持ち。 そんな感情をキャラクターに抱いたこと、ありますか？ 何故嫌いになるのか。どうしようもない「嫌い」の気持ちはど…

　石川県金沢市、ひがし茶屋街。ここ20年で観光地化が進み、特に新幹線が開通してからはその勢いが増しつつある。 　しかし、お茶屋の建物が密集する極一部の地域を除けば、ひがし茶屋街の…

どこかの世界の物語をこの世界の言葉に翻訳して、Twitterで公開しています。 今まで公開した作品をまとめてここに掲載します。 Twitterの仕様上全文は、載せることができませ…

プロ棋士の卓（すぐる）は大敗した。 ――もう昔のように勝てない。四十歳手前になって、そのことに気づく。 生活のために、これからどこに転職すればいいのか途方に暮れる卓。 家では、…

相楽斗真は雨の日の放課後に傘がないまま、ずぶ濡れになりながら下校する。 すると、学校一の美女とも名高い先輩女子、茅森千冬が変質者に襲われているところに遭遇し、命からがら彼女を助…

地上高三千メートルの宇宙太陽光発電タワーがそびえる都市、美鈴田区。 その街で密かに人を石に変えてしまう怪物『メデューサ』の目撃情報が相次ぐ。 高校の雑誌部の部員、ゼロとリュウジは…

エステルは可愛い。 ストロベリーブロンドのふわふわした髪に零れ落ちそうに大きなハニーブラウンの瞳。 どこか舌足らずの口調も幼子のように天真爛漫な行動も、すべてが愛らしくてどんなこ…

まさに、どこからともなく。無から人が現れたのだ。悲痛な叫び声が響き渡る。出現した人間が、ちょうどその地点を通行していた別の人間と混ざってしまったのだ。

子役として活躍していた仲下綾華(芸名　片桐なな)は とある事件をきっかけに芸能界から姿を消した。 彼女は芸能界引退後、片桐ななではなく、仲下綾華を求めてくれる場所を探している。 …

　妻が、お遍路さんに行きたいと言い出した。わたしは妻に連れられて、八十八カ所の霊場巡りの旅に出る。だが、旅を続けるにつれて、わたしと妻の回りには——。 （物語の必要上、かならず…