「夏 祭り」を含む小説

『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』参加作です。 今回も全5回を連作短編形式で書く予定です。（といいつつ、ただの短期集中連載になりそうな…

閉鎖的な子供社会の力関係の中でもがいていた僕が、夏祭りの日に出会ったのは、なんだか不思議な女の人で――。 ヒューマンドラマっぽくて、伝奇ものっぽいけど、アクションものだと言い切…

夏休みまで一か月を切った。当然のように祖父の家に帰れると喜ぶ少年に、母は首を振った。少年は一人家を飛び出し、祖父の家へと向かうが……思いもよらない不思議な出来事に巻き込まれてしま…

夏休み中の高校三年生――愛染詠（あいぜんよみ）。夏祭りの最中、詠はわけもわからず花火の爆発に巻き込まれてしまい、姉の謳（うた）と共に江戸時代へとタイムスリップしてしまう。

音楽のタイトルや歌詞から想像をふくらませて短い物語を書いています。 ◼️タイトル 線香花火が消えるまで ◼️原曲 けやき坂46『線香花火が消えるまで』 ◼️あらすじ 夏休み…

三恵（みえ）と仁美（ひとみ）は夏休みに三恵の祖母から昔話を聞く。その昔話を題材に夏休みの自由研究を二人で進めていたが、ある日二人は不思議な体験をする。 幼い頃にちょっとした一言…

ガブリエルは人間界で留学中の天使だ。 同級生に「下の毛は普通剃るものだよ」と教えられ、自分で陰毛を剃ることにした。 言われた通りに剃刀で剃り始めたのになぜかうまくいかなくて、そ…

演劇部に所属していた高校生の頃、前触れも無く突然自ら命を断った先輩の墓参りに恋人と連れ立って訪れる青年。 帰り道、何かに導かれるようにして入ったトンネルの中で、彼は墓の下に居る…

僕は今年も彼女の帰りを待つ。 8月13日、そろそろ帰ってくるだろうか。 もうすぐ、玄関の引戸が"からら"と開いて懐かしい彼女が聞こえるだろうか。 「ただいま」 全てが昨年…

　ずっとひとりで、抜け殻のように、漫然と自宅と会社を往復するだけの日々を送る玲乃。唯一の同居者である金魚を見つめて、ふいに心に過ぎるのは高校二年生の夏祭り。 　水槽に映る自分の姿…

早朝のラジオ体操、町内の夏祭り、自由研究と感想文……。小学校の夏休み、どこか懐かしい、少年、少女の話。

チントンシャン　トンチンシャン　チトシャン…… 幼かったあの日も、今も、 傷つき追いつめられ寂れた神社に逃げ込んだ詩緒は、祭り囃子の音を耳にした。 だが、必ず言われるのだ。 …

八月の終わり、九月の訪れを感じさせぬほどに盛大な蝉達の合唱。今日はひどく暑くなりそうだ。窓を開けようと手を伸ばす。窓辺には蝉の死骸が転がっていた。一週間という短く、儚い生涯を終え…

病弱な彼女とのデート。 彼女である祈と夏樹の最後のデート。 夏祭りの日、彼女との過去と想いがよみがえるSF青春恋愛短編小説。

　僕は夏祭りの夜。赤い金魚を持った君に、一目惚れの恋をした。

歌峰由子さんの「巴市の日々」（https://kakuyomu.jp/works/1177354054882867305）と、拙作「蒼衣さんのおいしい魔法菓子」（https://…

夏祭り……普通であれば『友達』もしくは『恋人』とにくるモノなのだろう。 「……」 しかし、私はこの夏祭りに『一人』で来ていた。特に理由があったわけではない。 「おや？嬢ちゃ…

夏祭りの夜、浩一は些細な事から幼なじみの洋平を手に掛ける。 しかし、周囲の人間は気付かないどころか、洋平の存在が初めからなかったかのように振る舞う。

　お祭りが好きな少女――明月梨子は、引っ込み思案の自分とは対極な先輩・剣耀流に密かな憧れと想いを寄せていた。そして子供達を引き連れ、明るく能天気な自分を演じながら、毎年恒例のハロ…

「曲だけは大昔からあるんだけど、ひとつの作品としては永遠に完成しないの」――湊本千紗は友人の朝霞ひばりから、尸童囃（よりわらばやし）と呼ばれる不思議な歌を聴かされる。毎年夏祭りの…