「月 ホラー」を含む小説

――　君の仕事は宇宙人の目的聞きだすことだ！　―― アメリカの宇宙通信情報局《ＮＳＩＡ》と名乗る不気味で胡散臭い組織に、宇宙人とのネゴシエーターとして抜擢された普通の高校生《松…

　これは私の懺悔である。これは私の戒めでもある。 　ことが起きたのは今からおおよそ15年前。私の生まれ故郷である赤沢村で惨劇は起きた。後に赤沢村大量虐殺事件として報じられること…

徐々にちまたで販売されて始めているというマスク。 在庫を抱えた少女はついに町で売り始める。 マスク、マスクいりませんか……。 ↓前回の投稿↓ 『電気柵と扉の嘘つきパラドック…

自創作『死んでしまったわたしと、視える彼女と、孤独にさまよう幽霊たち』の外伝作品集です。後日談を扱う都合で、『死んでしまったわたしと～』の内容のネタバレを含みます。あくまで補完的…

謎の密室に閉じ込められた4人の参加者。 やがてはじまるデスゲームに全員が恐怖した！ しかし、うまくきまらなかった！！！ ↓前回の投稿↓ 『ああ運命様！　醜いこの私をもっと不…

蟲神ベスワクを崇拝する寺院に暮らす少年僧、レコノン・エヘルシャンは、今しがた目撃した光景が信じれられなかった。誰からも尊敬されている師匠、キッヘ師の秘密を目撃してしまったのだ。そ…

ある日、突然世界はすべてガラス張りになってしまった。 助けを求める彼女のもとへたどり着くために主人公は走り出す！！ そして、思いっきりガラスの壁に激突して鼻を強打した！！ …

1972年――――9月 ひとりの男がなにかに脅えていた。男に記憶はない。ただ、さ迷うのみ。 ＊たぶん大丈夫と思うんですけど「運営さん」から注意を受けたらやめます。…

青燈舎様より書籍版発売中です。 　ある日、無名の作家が運営しているブログに１通のメールが届いた。 　１９年前――、福岡県の某所で起きた未解決の連続殺人事件を、被害者が残した日…

【わからせおじさん（هل هذا قلم؟ لا ، إنه توم）】 たいていのことを（性的に）わかっている強靭な大人。 けして屈服することはなく、相手をわからせてしまう。す…

この小説は、トイレで読む、トイレのためのトイレ小説です。 トイレでする小さいのと大きいのに合わせて、1分程度で読める小さいお話と5分程度で読める大きいお話が詰まっている短編集です…

断崖に連れてこられた罪人を落とす断崖処刑人。 総意に従って処刑していた主人公だったが、 ある日の処刑に連れてこられたのはまさかの子供！？ ↓前回の投稿↓ 『異世界転生してんなら…

１０月８日、今日は１５歳の私の誕生日。朝起きると妹がケーキを作って待っていた。しかし、ケーキの中には虫が混ざっており誤って食べてしまった私。激痛が起こり、腹から無数の虫の羽音が聞…

風化した建物の一室。 机の上に、開かれて置かれた一枚の手紙。 KAC2020。あんまり怖くないホラー風味の短編。1600文字ほど。 お題【拡散する種】 とりいとうか様より、…

一年365日、それぞれの日には守護する神さまがいて、地の底にいるという人喰い鬼が地上に出てこないよう監視している。ただ、閏年の2月29日だけは見張る神さまがいない。そのため家に閉…

四年に一度、男は雪深い雑木林の奥へと足を運ぶ。 そこには見たこともない小さな赤い花が、四年ごとに形を成して咲いていた。 KAC2020に参加してみました。ミステリーを目指して…

ある日世界は白い闇に包まれた。 長方形で分厚く柔軟なソレは人間をどんどん飲み込んでいく。 人間が生み出した恐怖の象徴「オフトゥン」ーー！！ ↓前回の投稿↓ 『貴様、プレミア…

　俺がその風変わりな観音像を初めて見たのは京都にある某寺だった。推定築三百年はするだろう古刹のなかで獅子を左右に従えたそれは悠然と鎮座していた。 「子を慈しむ、と書いて、慈子観…

ーーあれは、傷だらけで帰った月映えの夜のことでした。 見たことのない美しい銀糸を靡かせ、迷いの無い瞳はじっと私を見つめている。 傷ついた手を掴む異形の手は、…

田舎の見無村(みなしむら)を訪れた大学生――顔 見春(かお みはる)――が村祭りを通して体験するお話。 2020年1月30日～2月29日の企画【顔にまつわるホラーなお話】に寄…