「にいちゃん…」を含む小説

　高校一年生の亜矢人（あやと）が帰ろうと机の中身を取り出した時、見慣れないピンクの日記帳を見つける。 『亜矢人君観察日記』と書かれたそのノートは、どうやら女子の持ち物のようだが、…

僕、君のことを、いつの間にか好きになっていたんだ。 あの、初めてデートした日。 一緒に森に行った日。 ここに、書き留めておこう。

「なにもできていないなんて、そんな事ない。俺はずっと救われていたんだ。皆から嫌われている俺を慕ってくれた君に」だから返したい、君の力になりたい。ずっとそばにいたい。これは俺の我儘…

店主がしっかり電球を変えてないから、ああなるんだよ。あ～あ、もったいない。ああいう店からは物を買いたくないね。程度が知れる。しかし、真夜中の散歩ってのも乙なもんだよなあ。こう、世…

社運を賭けた巨大プロジェクト。 その本番稼働を目前に、初歩的なバグの報告を受けてしまったリーダー・トト。 「猫の手も借りたい……」 懸命の努力もむなしく、システムは動き出してしま…

子猫の頃は、ちょっとだけ賢い猫だとは思っていたんです。

二股をかけられていた私は、あいつとサヨナラしたばっかり。 あんなやつに未練は無い！ ……と思っていたんだけど、意外とダメージはあったみたい。 そんな私が前を向くために手を貸してく…

　黒魔術があったら呪い殺したいくらい憎い人もいるしね。本当に心の底からあの人だけは呪い殺してやりたい。私の大事な彼を奪っておいて、平気な顔していろんな男達をはべらかしているもの。…

"勇者"であることを当然と思い、魔王を倒すのは俺だと言葉にするのがどれだけ危険なのか、こいつはまったく分かっていないんだろうな。 とはいえ、王都を去る時点で俺にできることはなく…

「この世界に平和が訪れるには私が魔人族を纏め上げる必要があります。ですが今の現状で魔族の統率が取れていません。魔族をまとめるには魔王と聖女の存在が必要になり、聖女は魔人の信仰の対…

初めてのバイト代で友達と一緒に買ったエロゲー、恥ずかしいから親に内緒でプレイしていたんだが……まさかね。

優しすぎる、繊細すぎるゆえに、現代に馴染めない少年二人の物語。 それでも君と出会えたから、僕は生きていられるんだ。

カーペット語は他と比べると少しだけ難しい。リスニングにコツがある。

　ある日、俺が気付くと全裸の鬼娘に抱きしめられていた。何を言ってるか分からねーと思うが、俺も全く状況が飲み込めなかった。飲み込めないどころか、俺はほとんどの記憶を失っていたんだ。…

創作を始めたんだけど、イマイチ、書き方が分からない。 何となく書いていたんだけど、これってホントは『 決まり 』があるんじゃないの……？ 誰もが行き着く疑問に、『 一般的 』と…

日本人の女性の平均寿命は世界一ィィィ！ しかし厚生労働省は満足していなかった。 現在の数値87.74歳から何とかして88歳米寿へと引き上げる！！ これはそんな88計画と呼ばれた壮…

モテモテハーレム対決の相手は88歳のよぼよぼしわくちゃ爺ちゃん。 モテモテハーレム主人公さまのこの俺(イケメン15歳)の武勇伝に勝てる訳がねぇ...！→と思っていたんだが。

現在、芸能界を席捲するお笑いコンビ、凸凹（デコボコ）カンパニー。みっく（三玖）とむっく（睦月）は俺の幼馴染だ。今までの延長線で、三玖達と付き合って、ネタを見させてもらっていたけれ…

　ごく平凡な少年の佐々木裕太は、何らかの原因で道端にバタリと倒れてしまう。次に目覚めた時、彼の目が映したのは知らない天井だった。裕太が起き上がった事で見守っていた男性から声をかけ…

ASMRを買ったら変な音声だったよ、というお話です。 「僕は何を書いていたんだろう」シリーズです。自分が生み出した文章の中でもトップクラスにわけがわかりません。 一応言っておきま…