「ＳＦ短編 ホラー」を含む小説

「あの、お心遣いには感謝しますけど、お兄さんのことは半分も信じてませんからね」 「しっかりしてるねえ。ひとまずは俺、初対面の馴れ馴れしくて怪しいお兄さんってことで」 （※本文より…

自主企画『【三題噺 #62】「チェーンソー」「家政婦」「客」』の為に書いたもの。あまりにもリアルな死の瞬間を夢見た男の話。

サイエンスライターをしている遠藤ハジメはある時からUFOらしきものを目撃するようになる。仕事柄それに悩み、その解を求めてある女性にアポイントをとるのだが……。 人がUFOを見ると…

　作家と編集者、読者は、前世紀からずっと、奇妙な関係にある。 　一応断っておくが、ここで謂《い》う作家、というのは漫画家も小説家も、あるいは他の創作者も含む。話の上では同じこと…

僕は幼馴染で同じ大学のコウヘイが大学に全く姿を見せず、LINEも未読であることに疑問を抱き、コウヘイの家を訪ねる。 しかし、そこにコウヘイはおらず、かわりにコウヘイの親戚を名乗る…

#012 　木製の恋人 古びた木工所で生まれた「木製の恋人」は、旅人たちを温かく迎える人形。彼女は、最後の職人の願いを受け、生命を宿す奇跡を持つ。この谷間の守り人は、訪れる者に…

今トイレに隠れてる、パンを咥えて走ったら、箱の中身はなんだろな、賞味期限切れの料理、ゾンビと法律――etcetc

唯一の理解者である幼馴染みから、ある日めがねを勧められた。しかし俺にはそのめがねをつけられない理由があった。 泣いて走り去る幼馴染み。そしてそれが街全体を巻き込んだ大事件の幕開け…

　AI……王の手はいつでも十億単位作家だ。世界のほぼ全てのものが読み、学び、模倣する。そういう絶対的な作家が居れば、大抵の奴はすぐに心が折れちまう。いんや、折れる程の心を持つこと…

半年前に落ちてきた隕石。隕石に付着していたウィルスによって柏木進は驚異の回復力を手にする。が、それは高速で細胞を分裂させ、死へと近づくものであった。周囲への感染を恐れた政府は進を…

※ホラーではありません

私には言葉だけでいい。 色なんてただただ、うるさいだけ。 KAC第7弾、お題「色」参加作品です。

初めて書くショートショートです。

「誰でも出来るベストセラー小説の作り方について興味はないか？」 ある日、友人は私にそのようなことを質問してきた。 なんでも、『ベストセラー小説の書き方』ではなく、『ベストセラー小…

続いていくけれど、続きはありません。

星間移動棺で地球へと帰還した、火星開発計画のクルーたち このメッセージは、そのうちの1人が保持していた文書ファイルである。

H氏は愛する一人娘のために特別なプレゼントを用意して家路へ。心尽くしの誕生日会で娘は思いがけない贈り物に大喜び。で、その中身は・・・ ※KAC企画でなぜか８００字ショートショー…

吉村は売れない小説家。ある日家に帰ると、玄関に見知らぬ靴が。 勝手に上がり込んでいる未来人。未来にいる吉村の子どもに頼まれて 爆売れ小説を持ってきた。この小説を模写して、出版すれ…

全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れには三分以内にやらなければならないことがあった。