「魑魅魍魎」を含む小説

「賽銭泥棒。ここは神聖な場所だよ」 　賽銭箱を覗いていた顔をあげると、目に映り込んできたのは車椅子に座った少女だった―― 　時代は妖怪と異能を持つ人間との現し世。大なり小なり…

　この世には魑魅魍魎が住んでいた。私達陰陽師は魑魅魍魎の妖より人々を守り、この世の秩序を保っていた。だが強大な敵により秩序は乱れ、次第に妖の有利な世になっていき、人の住まう場所は…

石金《いしがね》と称えられた少女がいた。 人を惑わす妖が跋扈する中で人に仇なす魑魅魍魎を山を築く程打ち倒し、とある戦闘組織にスカウトされ、そのまま斬り込み隊隊長に抜擢される程の…

鬱でイベント会社での仕事を休職した男、山田。 友人の川田に田舎のボロ家に拉致され、そこでひと夏の療養生活を営むことに――と、思いきや。 家の前を横切る魑魅魍魎の百鬼夜行。 そこに…

一人称の「私」視点で書かれています。ある日突然１０ヵ月付き合った彼氏にフラれ、納得できない私はあらゆる行動にでたのですが・・・。少しずつ明らかになる秘密、物語は意外な方向に進んで…

その昔全ての種族を巻き込んだ戦争があった 私利私欲、魑魅魍魎が跋扈しこの世の終わりが近づく中『魔神』が出現した 魔神とその配下はとてつもない力を示し全世界の敵となるも『勇者』に打…

僕が大学時代にお付き合いしていた千華子さん。 彼女の家とその周りには、人間の理解の範疇を超えたものたちが跳梁跋扈していた。 そんな千華子さんと、千華子さんの家族と、沢山の人や不思…

冤罪により務めていた会社をクビになり周りの友人もそばからいなくなった。 孤独に耐えきれなくなり、自殺をしようと人が来ない森に向かったら怪我をしている狐を見つけて死ぬ前に人助けな…

この世に蔓延る悪鬼羅刹、魑魅魍魎から異世界人まで！？人々を護る「灯屋」として働いてきた白波銀二は定年を迎えた。 退職して余生をのんびり過ごすと決めて上司の元へと向かった銀二に放た…

藤元鏡子は、長く続けた仕事を失い、ようやく住み込みの家政婦の仕事を見つける。 その屋敷は山深い場所にあり、不気味な場所だった。そしてそこで鏡子は女主人によって唐突に殺され、冥界に…

＃長編のおまけ短編～再掲載③～ 『魑魅魍魎』は戦闘を得意としている。 　対し、『悪鬼羅刹』は人間関係を重視している。 　悪戯林は【人徳】によって、圧倒的な【支持】を集める。 …

学習塾をクビになっちゃったカアイソウな英語講師・平太郎君。 ひょんなことから妖怪の世界へ連れ去られ、お化けの学校で先生をやるハメに…… 「やだ～もう先生なんてやりたくないよう。し…

　極東の国、日ノ本。魑魅魍魎が跋扈していたその昔から、妖魔を払い、四神の力を司る四家は帝や政府に重用されてきた。それは現代まで続くものの、朱雀の一族である火乃守家の結月は、妖魔を…

百々五十六の短編集です。 完結してない作品や放置気味の短編など魑魅魍魎、玉石混交の短編集になっています。 こんな作品書いてほしいとか、この作品の続きが見たいなどという方はぜひ感想…

犬塚賢吾は夜な夜な悪夢にうなされる。 幼少期に負った酷いトラウマは、大人になった今も彼の心をじゅくじゅくと蝕み続けていた。 過去の影を振り払うように、彼は今日もリボルバーを携え…

東京の中心、千代田区新代町。ヒトとヒトならざる者の結節点となったこの街では、検挙不能な〈零犯罪〉が横行していた。 そんな街で零犯罪専門の探偵を名乗る、死んでも死なない謎の美女：九…

こことは異なる次元世界の日本―――― 　悠久の昔より人間に害をなす「魔の物」と呼ばれる魑魅魍魎と戦うため、「退魔士」と呼ばれる異能使いが存在していた。 　1世紀ほど前まで、退魔士…

　霊や呪い魑魅魍魎が存在して、昔は多くの人々が苦しめられてきた。 　それは、何時しか過去の話となっている。その多くは、封印され祓われたから。 　だが、霊や呪いの類いがあるのは…

【異世界の悪役魔法使いと一緒に日常生活に埋まる地雷処理をする話】 高校1年の終わり。岡町灯夜は冬の夜のコンビニ帰りに行き倒れの少年を拾う。 そして拾った後に前世を思い出した。この…

　石出　幽。ーいしで　かすかー 今回は、今作は檻に囚われた一人の天才作家。否、天災に見舞われた作家の話をしよう。 俗な言い方はあまり好きではないが彼女には霊感と呼ばれるものがあ…